...次の間の片隅には棚を飾って...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...大胆にも書類戸棚の方に近づいていった...
海野十三 「地球盗難」
...………今日また書斎の書棚の前に鍵が落ちていた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...次の室(へや)の棚(たな)の上にオルゴールのような楽器が置いてあった...
寺田寅彦 「二十四年前」
...棚の上の石膏像には少しの埃もかかっていなかった...
豊島与志雄 「二つの途」
...彼は音を立てないように注意してできるだけ静かに戸棚からおりた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...吸い取り紙を食器棚(しょっきだな)の上の鏡の前に置いたまま...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お勝手の戸棚の上へ置きましたが」「持って来て見せてくれ」「ハイ」お越は立ち去りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...商賣物の呉服太物(ふともの)のストツクを貯へる棚で埋められ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蔵の三階の棚にあるのを...
長谷川時雨 「西川小りん」
...棚板の上に置いたテープ・レコーダーを見せた...
久生十蘭 「あなたも私も」
......
堀辰雄 「鳥料理」
...すらりとした女性が炉棚の椅子から立ち上がり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...若君を戸棚に入れ...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...私はそれを茶棚の隅に置いて...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...左右のわき床は紫檀黒檀の棚板...
山本笑月 「明治世相百話」
...私はそうした気持ちを一所懸命に我慢しいしい一種の責任観念みたようなものに囚われながら戸棚の中を覗いて行ったが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今迄揺れつづけてゐた葡萄棚の蔓は靜まつて...
横光利一 「妻」
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