例文・使い方一覧でみる「棕梠」の意味
スポンサーリンク...ぼろを頭の上からまとって棕梠（しゅろ）の木にもたれて... 
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...それ迄棕梠の花といふものは...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...あれは棕梠（しゅろ）である...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...私自身が綯うた棕梠縄である...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「旅日記」
...其所（そこ）には棕梠（しゆろ）の筆（ふで）で書（か）いた樣（やう）な...
夏目漱石 「門」
...井戸の側の桂の大木に棕梠縄の一端を堅く結び付けて...
野村胡堂 「古城の真昼」
...その上棕梠繩は桃の幹や枝にまぎれて、夜ではとても見えない」「でもあの庭は見通しで、隱れて居る場所もありませんが」「もう一本、長い棕梠繩で、木戸の方から引いたのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...棕梠（しゅろ）の蔭に坐っていらした方ですわ」「それで...
橋本五郎 「殺人迷路」
...棕梠竹（しゆろだけ）や下草が密生して...
林芙美子 「浮雲」
...行って来ようかと前壺のゆるんだ棕梠（しゅろ）の鼻緒の古下駄を曳きずりながら宿を出た...
久生十蘭 「生霊」
...何か化け物じみて見える数本の真白な棕梠（しゅろ）ごしに...
堀辰雄 「菜穂子」
...台湾のも棕梠蓑であるから...
柳宗悦 「蓑のこと」
...一本の棕梠縄（しゅろなわ）の綱が垂れている...
柳田国男 「海上の道」
...元来この棕梠箒売という人種は...
夢野久作 「近世快人伝」
...大手を振って棕梠箒売が引返して来た時には...
夢野久作 「近世快人伝」
...敷詰（しきつ）めた棕梠（しゅろ）のマットの上を...
夢野久作 「一足お先に」
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