...そこに棒立ちになったまま...
海野十三 「火星兵団」
...棒立ちになったまま...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...そこへ棒立ちになってしまった...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...奮然として棒立ちになっているのを見て...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...狹いベツドの衝立の間に棒立ちになりながら...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ぽちゃぽちゃした面(かお)の、手拭をかぶって背には籠(かご)を背負っていたのが、峠というほどでないにしても、上下一里はある山路の中を、いい気になって、鄙唄をうたいながら来たのを、こちらから呼び止めたのは、雲をつく田山白雲でしたから、「え!」その当座、右の姉さんは、ぴったりと唄をやめて、棒立ちになり、同時にワナワナとふるえ出したもののようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...墓石の向側に棒立ちになって...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...スカートのすれるサラサラ、シュッシュッという音が聞こえ、ばったり向き合った女を見てびっくりして、棒立ちになり、目をこすった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...炉ばたにいて火を燃しつけていたお内儀(かみ)さんは棒立ちになり...
本庄陸男 「石狩川」
...後のものは棒立ちになっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...すると一人の子供がにょっきり棒立ちになった...
本庄陸男 「白い壁」
...彼は棒立ちになった...
本庄陸男 「白い壁」
...杢助は棒立ちになっていた...
山本周五郎 「似而非物語」
...先登の和島の馬が高く嘶(いなな)いて棒立ちになった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...そのまま棒立ちになって見ていた...
夢野久作 「オンチ」
...私の顔を睨み詰めて棒立ちになっておられるようでしたが...
夢野久作 「少女地獄」
...オホホホホホ」老伯爵は棒立ちに突立ったまま...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...部屋の中央(まんなか)に棒立ちになったまま喘いでいた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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