...私は冬を目の前に控えた自然の前に幾度も知らず知らず棒立ちになって...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...電報が!」義雄は棒立ちになつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...釘(くぎ)をうったように棒立ちになった...
海野十三 「蠅」
...スリがどうして主催者側の一人として立っているのだろう? 余りの不思議さに暫時棒立ちになっていると...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「梟の眼」
...加十は電報を握ったまま棒立ちになっていたが...
久生十蘭 「魔都」
...前を見てあっと棒立ちに竦んでしまう...
北條民雄 「いのちの初夜」
...壇上に棒立ちして...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...棒立ちになって眺めていた...
本庄陸男 「石狩川」
...渡船のなかに棒立ちになって...
本庄陸男 「石狩川」
...暗闇に棒立ちになれば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...棒立ちになろうとしたが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あっといって棒立ちになった...
山本周五郎 「風流太平記」
...二人は小屋の戸口で棒立ちになり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...七十郎は棒立ちになっていて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「アッ」と云って棒立ちになった...
夢野久作 「オンチ」
...棒立ちになっておられる殿宮視学さんと...
夢野久作 「少女地獄」
...あの二人に相違なく思われたが?」棒立ちになって...
吉川英治 「江戸三国志」
...棒立ちになっていた耀蔵を背中に背負って...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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