...八十助は舗道の上に棒立ちとなった...
海野十三 「火葬国風景」
...棒立ちになってしまいました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...奮然として棒立ちになっているのを見て...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...棒立ちになりました...
太宰治 「人間失格」
...やあっ! 何だいあれあ?棒立ちになった馬...
谷譲次 「踊る地平線」
...扉口に棒立ちになった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そこに棒立ちになったまま...
近松秋江 「狂乱」
...棒立ちに凍った手拭(てぬぐい)をぶらさげながら...
徳田秋声 「縮図」
...狹いベツドの衝立の間に棒立ちになりながら...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その大胆不敵な所行に呆れ果てて棒立ちになつてゐる村長の方へ向きなほつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...フェンウィックが棒立ち...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...二人はそろひもそろつて古い悲劇役者を髣髴させる極端な思ひ入れのまゝ棒立ちとなつて...
牧野信一 「まぼろし」
...にわかに「あっ」と叫んで棒立ちになってしまいました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...あっといって棒立ちになった...
山本周五郎 「風流太平記」
...オホホホホホ」老伯爵は棒立ちに突立ったまま...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...あの二人に相違なく思われたが?」棒立ちになって...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこに茫然と棒立ちになっていた金若の影へむかい...
吉川英治 「私本太平記」
...しばし棒立ちにさせていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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