...土壌改良のために棒杭を打ち込んだ...
...農家は、稲作の時期になると棒杭で田んぼを区切る...
...道路工事現場では、棒杭を使って施工範囲を指定する...
...棒杭を使って、釣り糸を巻き付ける...
...棒杭が斜めになっているため、設置し直す必要がある...
...其後其処(そこ)に記念の棒杭が建って居たが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...雨(あめ)に濡(ぬ)れしよびれた棒杭(ぼうぐひ)の如(ごと)く夜目(よめ)に映(うつ)つた...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...あの松林よりも澪(みお)の棒杭の方が高く見えますな...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...そこには小舟を舫(もや)う棒杭一つ打ってあるでもなく...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...思わずその手を引いて棒杭(ぼうぐい)にでもよりかかるようにその柄によりかかった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...水に湿(ぬ)れた棒杭(ぼうぐひ)...
永井荷風 「すみだ川」
...その中(うち)また焼棒杭(やけぼっくい)じゃないのか...
永井荷風 「ひかげの花」
...ヲダか鯉なんぞ捕るやうに棒杭を打ち込んでおくんだ...
長塚節 「土浦の川口」
...小賢(こざか)しくも垣を囲(めぐ)らし棒杭(ぼうぐい)を立てて某々所有地などと劃(かく)し限るのはあたかもかの蒼天(そうてん)に縄張(なわばり)して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...そこに棒杭を叩き込まれたの...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...何もそんなに案じるにも及ぶまい焼棒杭(やけぼつくい)と何(なに)とやら...
樋口一葉 「にごりえ」
...疎らに立ち並んだ五六本の焼棒杭に氷雪がからみついて...
久生十蘭 「海豹島」
...久美子は棒杭のある地形をおぼえておいたつもりだったが...
久生十蘭 「肌色の月」
...大島へ十八里と誌した棒杭が立つてゐるが...
牧野信一 「スプリングコート」
...幾本ともない太い嚴丈な棒杭のやうに...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...「あの棒杭を覘(ねら)ってやるのかい」十二の四そうだと答えながら...
山本周五郎 「さぶ」
...旅籠(はたご)の前には必ずある駒繋(こまつな)ぎの棒杭さえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...まるで棒杭(ぼっくい)みたいだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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