...僕はとうとう二尺ばかりの棒切れを手に入れることができたのだった...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...そこへ棒切れを押しつけた...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...書生達は棒切れや細引(ほそびき)を用意して...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...亀にとっては蛇は動く棒切れとえらぶところがないらしい...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...大きい炭取りくらいの大きさの竹かごを棒切れの先に引っかけたのを肩にかついで...
寺田寅彦 「物売りの声」
...その根本の土を棒切れで掘り返して...
豊島与志雄 「白藤」
...棒切れで舵を取りました...
豊島与志雄 「旅だち」
...弾丸(たま)を打ちつくした彼らの銃がもはや棒切れにすぎなくなった時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今では彼はニコリともせず棒切れでも呑んでゐる見たいにしやちこ張つて...
牧野信一 「熱海線私語」
...若者は小さい黒いものをひょいと棒切れで追った...
室生犀星 「童子」
...皮紐とか棒切れとかで...
室生犀星 「めたん子傳」
...棒切れをしこんで根氣好く永い間かかつて突ついて落すのだが...
室生犀星 「めたん子傳」
...下総に来て二年間も素裸で棒切れをもってとびまわったりしたのが...
柳田国男 「故郷七十年」
...花咲く下で番人がこれを棒切れで突く...
横光利一 「欧洲紀行」
...腰の棒切れをぬき...
吉川英治 「神州天馬侠」
...こいつア!」三次は棒切れを投げて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...獲物の棒切れか何かが...
吉川英治 「山浦清麿」
...棒切れと棒切れとをこすり合わす...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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