...杉箸細工の棒切れはもろくも折れて...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...何か棒切れはないかというので...
海野十三 「深夜の市長」
...武夫が棒切れで叩き破ったらしい葛の葉が点々として...
海野十三 「地球盗難」
...おれたちは棒切れ一つもっていないが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...またそれをわたしの心おぼえのための棒切れに刻みつけようとした...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その根本の土を棒切れで掘り返して...
豊島与志雄 「白藤」
...箒や棒切れなど持ち出して...
豊島与志雄 「猫先生の弁」
...感心しましたわ」こんな棒切れのような長人参などを二人の前へさしだしたら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...棒切れをさしこんだり...
平出修 「夜烏」
...(と茶店の内外を出入りして棒切れでもないかと捜す)長五 そいつは面白え! (とこれも捜しまわる)(その間に花道より急ぎ足に出てくる佐貫の半助及び子分三人...
三好十郎 「斬られの仙太」
...(と茶店の内外を出入りして棒切れでもないかと捜す)長五 そいつは面白え!(とこれも捜しまわる)その間に花道より急ぎ足に出て来る佐貫の半助及び子分三人...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...下総に来て二年間も素裸で棒切れをもってとびまわったりしたのが...
柳田国男 「故郷七十年」
...棒切れという武器に似た恰好のものの暗示によって刺戟され...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その絶頂に立っておりました棒切れと...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...その手にしていた棒切れで...
吉川英治 「私本太平記」
...直接打ったものは武力という棒切れだが...
吉川英治 「私本太平記」
...万吉はそこらの棒切れを拾って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...粗(あら)く彫(ほ)った四本の棒切れのような脚を...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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