...その横から棒が出ていて一寸力を入れてこれを押すと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...棒の断面よりもすこし大きい団子をつけたような...
海野十三 「怪星ガン」
...警棒をにぎってかけだしました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...防雪林などと書いた棒杭が見出された...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...バック台も棒引も...
田中英光 「オリンポスの果実」
...………」「何だよ一体?藪(やぶ)から棒でちょっと分りかねるんだが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...パリの朝食のコーヒーとあの棍棒(こんぼう)を輪切りにしたパンは周知の美味である...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...手短かにぶっきら棒の返事をしたり...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...棒ちぎれを刀にさした奴や...
中勘助 「銀の匙」
...父親は腕を伸ばし棒を廻しながら舞い...
中島敦 「光と風と夢」
...頬を殆んど地面(ベタ)につけるやうにして独楽の心棒をみつめてゐた...
中原中也 「耕二のこと」
...「これは内に居る者が、外から曲者が入ったように見せかけるために、棒を使って、つまらない細工をしたのさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前を用心棒に貸してくれといつた時から...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...己れが承知だ先棒は振らあ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...しかも海岸の棒杭にひっかかっている一本の枝とそこについているしぼんだ花のような題材にすぎないかということは理解しなかったのである...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第四巻)」
...附近の木々までばちばちと火の音をはぜて真っ赤な棒と化しかけている...
吉川英治 「黒田如水」
...これを落花ひんぷんの棒になるまで離さない...
吉川英治 「私本太平記」
...棒の又四郎と綽名(あだな)している...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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