...伝法(でんぽう)な棒縞(ぼうじま)の身幅(みはば)の狭い着物に...
有島武郎 「或る女」
...上部に棒を通して二人の男が擔いだのであつた...
石川啄木 「葬列」
...泥棒が吃驚(びっくり)して...
海野十三 「人造物語」
...梶棒(かじぼう)を上げた...
田山花袋 「田舎教師」
...天秤棒で擲られたのだというのだ...
徳永直 「麦の芽」
...而もその棒は益々太く重くなるばかりだ...
豊島与志雄 「慾」
...世界中で何もかも木偶(でく)の棒ですが...
豊島与志雄 「林檎」
...棍棒(こんぼう)を右手に持ち...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの棒で殴られたと言って歯咬(はが)みをしているものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...棒ヲ持ッテ一人出タカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...泥棒の手口を聽くわけにも行きません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...天秤棒を組あはせてゐたが...
長谷川時雨 「佃のわたし」
...鉄棒の根元に鈎をひっかけた痕がはッきりと残っている...
久生十蘭 「魔都」
...私は泥棒が、今晩は警察の厄介になるといったと聞いた時はてなと思ったのですが、甲刑事がいなくなるまでしかと見当がつかなんだのです...
平林初之輔 「祭の夜」
...棒のやうに堅くなつて...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...「はい、のせて、貰いましょう」一五「おい、ねえさんが、乗ってくださるとよ」と、先棒、「どちらまででござんすね?」垂れを下ろそうとしながら訊く...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...遂(つい)に辛棒(しんぼう)仕切れなくなって...
水野葉舟 「取り交ぜて」
...ソーントンの相棒のハンズとピートが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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