...K君やS君に来て貰(もら)ってトランプや将棊(しょうぎ)に閑(ひま)をつぶしたり...
芥川龍之介 「手紙」
...裸になって将棊やゴをして遊ぶ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...将棊倒(しょうぎだおし)に凭(よ)せかけたような...
泉鏡花 「婦系図」
...停車場(ていしやじよう)の前通(まへどほ)り四五町(しごちよう)の間(あひだ)は町家(ちようか)が將棊倒(しようぎだふ)しに潰(つぶ)れたとあつたが...
今村明恒 「地震の話」
...將棊倒(しようぎだふ)しどころか各家屋(かくかおく)直立(ちよくりつ)してゐるではありませんかと...
今村明恒 「地震の話」
...將棊盤(しようぎばん)など...
今村明恒 「地震の話」
...相馬御風の将棊(しやうぎ)6・3(夕)乞食が頭陀袋(づだぶくろ)の充実をはかるやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...将棊をさしてるつて...
薄田泣菫 「茶話」
...「将棊をさすなんて...
薄田泣菫 「茶話」
...其隆中の別天地空のあなたを眺むれば大盜競(き)ほひはびこりてあらびて榮華さながらに風の枯葉(こえふ)を掃ふごと治亂興亡おもほへば世は一局の棊なりけり...
土井晩翠 「天地有情」
...下手な将棊を五六番やって...
豊島与志雄 「交遊断片」
...私たちはその上下左右にぱつと投げかける明るい光のなかで将棊倒しや道中双六にふけつた...
中勘助 「銀の匙」
...源さんは火鉢の傍(そば)に陣取って将棊盤(しょうぎばん)の上で金銀二枚をしきりにパチつかせていたが「本当にさ...
夏目漱石 「琴のそら音」
...囲碁(いご)も将棊(しょうぎ)も何も知らぬ...
「文士の生活」
...またこれほど組織立(そしきだ)つて麻雀(マアジヤン)を社會化(しやくわいくわ)したのも日本(にほん)だけではあるまいか?圍碁(ゐご)や將棊(しやうぎ)や花合(はなあは)せの傳統(でんとう)は長(なが)い...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...てっきり自分の後ろの一群を将棊倒しにするところであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...壁はちょうど大きな将棊盤(しょうぎばん)のように見える...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...弾棊(たぎ)の具なども田舎(いなか)風のそまつにできた物が置かれてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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