...車夫は葉子を助けようにも梶棒(かじぼう)を離れれば車をけし飛ばされるので...
有島武郎 「或る女」
...5綾子さんを訪ねてお梶さんに会って以来...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...梶秀吉がなにか特別の用務を帯びて南方へ渡る途中...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...彼はちゃんと梶棒のところへ行っています...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...――私は梶原源左衞門...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...約三年間音信不通になつてゐた梶原可吉氏も來てくれた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...なにか話しかけたそうな梶女にも「疲れているから」と断わって...
山本周五郎 「日本婦道記」
...子供を抱いて梶平へいった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...実に静静とした美しさで、そして、いつの間にかすべてをずり落して去っていく、恐るべき魔のような難題中のこの難題を、梶とて今、この若い栖方の頭に詰めより打ち降ろすことは忍びなかった...
横光利一 「微笑」
...梶も身を翻す術(すべ)がなかった...
横光利一 「微笑」
...しかし、梶はそこで、急いで栖方の口を絞(し)めさせたかった...
横光利一 「微笑」
...「日本の潜水艦?」と梶は驚いて訊ねた...
横光利一 「微笑」
...随(したが)って梶もまたなかった...
横光利一 「微笑」
...梶井ノ二品(ほん)親王(しんのう)もここへ来合わされ...
吉川英治 「私本太平記」
...旗本の梶浦兵七郎(かじうらへいしちろう)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...五うしろの高綱は、また、「やあ、危ういぞ梶原...
吉川英治 「源頼朝」
...梶井や中谷の書くところに...
淀野隆三 「思ひ出づるまゝに」
...例へば梶井君には志賀さん...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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