...それにつづいて、名古屋の筍連(たけのこれん)にも思いきった八ツ当りを浴びせ、医学館の薬品会をコキおろし、伊藤玄沢(げんたく)の施薬をおひゃらかし、三臓円や、小見山宗法が店をひやかし、ういろう、きしめん、名古屋女とお市の方、梨瓜と大根、名古屋の長焼、瀬戸物、風呂吹き、漬物の味――宗春の発明したというナモ、キャモ、オキャアセ言葉――当るを幸いに、批評毒舌、時にはやや如才ないことを言ってみたりして、十二分の有頂天(うちょうてん)で、その席を送り出されて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...人のもとにて梨瓜といふを皿に盛りてすゝめらる...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...ナシウリ(すなわち梨瓜の意)というものがある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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