...矢野文雄(やのふみお)や小野梓(おのあずさ)と並んで改進党の三領袖(りょうしゅう)として声望隆々とした頃の先夫人は才貌(さいぼう)双絶の艶名(えんめい)を鳴らしたもんだった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...梓川の谷も見えない...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...梓(あづさ)を俟(また)ざるの稿本(かうほん)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...島々からのバスの道路が次第々々に梓川の水面から高く離れて行く...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...小説おかめ笹梓成る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...そのしたにおさえられたように梓山の村家が息をころしている...
中村清太郎 「山岳浄土」
...「……あたし、梓さんが、どこにいるか知っているの」キャラコさんの胸のところがドキンといった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...梓さんの口もとへもって行った...
久生十蘭 「キャラコさん」
...そんなに痩(や)せてしまって!」梓さんは顔じゅうが眼ばかりになったような大きな眼で森川夫人の顔を見つめていたが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...木戸池小屋の小屋番にかつがれた梓さんが入ってくる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...どんな悲しい思いが梓さんのこころの中にあるのだろう...
久生十蘭 「キャラコさん」
...)このささやかな敍事詩がライプチヒのインゼル書肆から上梓されたのは...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...腰に梓(あずさ)も張らぬものの...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...乾隆癸未重梓本(ちようしぼん)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...見朴(けんぼく)琴山(きんざん)の橋梓(けうし)相承けて関西に鳴つたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「梓、――」と十兵衛が云った、「なにか云うことがあるか」梓久也は刀を取直した...
山本周五郎 「失蝶記」
...梓(あずさ)の腰を運んで目通りを乞い...
吉川英治 「新書太閤記」
...姉川の上流梓川(あずさがわ)の水は...
吉川英治 「新書太閤記」
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