...現に三河の国の人のこの「とても」を用ゐた例は元禄(げんろく)四年に上梓(じやうし)された「猿蓑(さるみの)」の中に残つてゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...五日雨上午寄静農霽野信 寄季市信 寄淑卿信欽文来伏園春台来并贈合錦二合 午邀欽文伏園春台三弟(建人)及広平往言茂源飯 訪呂虞章未遇 往内山書店買書四種四本十元二角下午往三弟寓 夜小峰邀飯于全家福(菜館)同坐郁達夫王※霞(郁夫人)潘梓年欽文伏園春台小峰夫人三弟及広平章錫夏尊趙景深張梓生来訪未遇 夜朱輝煌来とある...
内山完造 「魯迅さん」
...豈敢テ欲ンレ梓耶(ヤ)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...東京の某大新聞記者町田梓楼氏は...
戸坂潤 「社会時評」
...桑の弓梓の弓...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...ところで、梓さんだけは、たいへんにすましている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...独りでいることの嫌いな梓さんが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...梓さんとキャラコさんを待っていた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...梓さんがすべって行ったあとだ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...日本(につぽん)アルプスの上高地(かみこうち)の梓川(あづさがは)には...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...上梓以問世...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...梓神子の取次の翁が言を...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...私と杉永、吉川、梓、田上らはご存じでしょう...
山本周五郎 「失蝶記」
...私は八時ころそこへいったのですが、梓が待っていて、別墅のほうを指さしながら頷いてみせました、真壁が来ているのかと訊きますと、もういちどはっきり頷き、火のついていない提灯を三度、まるく振ってみせました...
山本周五郎 「失蝶記」
...梓潼山(しどうざん)の檜釿川(かいきんせん)から漢中へ出ようと相談致しまして...
吉川英治 「三国志」
...梓滝郡(しどうぐん)へ遠流(おんる)せよ」孔明はかく断じたが...
吉川英治 「三国志」
...姉川の上流梓川(あずさがわ)の水は...
吉川英治 「新書太閤記」
...第十巻が上梓された...
吉川英治 「随筆 新平家」
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