...こんな翻訳が上梓(じやうし)された事は原著者托氏(とし)も知つてゐたであらうか...
芥川龍之介 「点心」
...「剪燈新話(せんとうしんわ)」を飜案した浅井了意(れうい)の「御伽婢子(おとぎばふこ)」は寛文(くわんぶん)六年の上梓(じやうし)である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...梓川の山女(やまめ)を釣りに行つた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...切らないで來た梓弓とマユミの木...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...夜に入って雨がまた強くなって梓川の水音も耳立って強くなった...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...同君の店から上梓(じょうし)するようにしないかとすすめられた...
寺田寅彦 「柿の種」
...全集第六巻梓成る...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...六所さまの御物の金銅弭黄黒斑漆(きんどうやはずきくろまだらうるし)の梓弓(あずさゆみ)を持ってお伴しているはずでございます」「猫眼が梓弓を……」と...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...食事がすむと、梓さんの提議で、キャラコさんの歓迎の意を表するため、本式に乾杯することになった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...梓さんをはじめ五人の顔が不足なく揃ってるし...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「梓(あっ)ちゃん...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ぎょっとしたようすで梓さんの顔を眺めていたが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...こんどは梓の愛人として...
久生十蘭 「キャラコさん」
...梓さんだけのことではない...
久生十蘭 「キャラコさん」
...木王園(もくわうゑん)の木王は梓(あづさ)であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...故呼梓為木王」であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...どんなに用心してもしすぎるということはないんだ」「梓は用心ぶかいよ」そんな問答をしながら...
山本周五郎 「失蝶記」
...「随筆新平家」上梓...
吉川英治 「年譜」
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