...梅雨空が続いて、洗濯物が乾きません...
...雨が降りそうな梅雨空ですね...
...梅雨空の中、一筋の青空が見えた...
...この時期、梅雨空が続くのは当たり前だ...
...朝は梅雨空だったけど、昼からは晴れ間が広がってきた...
...梅雨空を泳ぐなら...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...露子という梅雨空(つゆぞら)の庭の一隅に咲く紫陽花(あじさい)のように楚々(そそ)たる少女が二人の間に入ってきたからであった...
海野十三 「火葬国風景」
...梅雨空(つゆぞら)の雲は重い...
海野十三 「脳の中の麗人」
...ソモサン!・からつゆから/\尾のないとかげでいつしよにびつしより汗かいて牛が人が・ゆふぐれは子供だらけの青葉仔猫みんな貰はれていつた梅雨空また文なしになつた...
種田山頭火 「行乞記」
...・寝ころべば筍も生えてゐる・山鶯も山頭火も年がよりました・梅雨空をキヤルメラふいてきたのは鮮人・水の音...
種田山頭火 「行乞記」
...・さみだるゝや真赤な花の・濡れて尾をたれて野良犬のさみだれ・はたらく空腹へさみだれがそゝぐ・梅雨空のしたしい足音がやつてくるよ(改作)・あめのはれまの枇杷をもいではたべ・梅雨あかり私があるく蝶がとぶ・びつしより濡れてシロ掻く馬は叱られてばかり追悼・夏木立...
種田山頭火 「行乞記」
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種田山頭火 「行乞記」
...・草苺ほのかに朝の水がたゝへ(改作)・青葉のむかういちはやくカフヱーの灯咲いてゐる花を見つけてきてゐるてふてふ・草の葉の晴れててふてふ三つとなつて・こゝまで機械がうなつてゐる梅雨空・うらから仔蟹もはうてくる山の情死者を悼む四句・青葉につゝまれてふたりで死んでゐる骨だけとなり梅雨晴るゝ山夏木立ふたりで死んで腐つてゐた・夏山ひそかにも死んでいつたか南無阿弥陀仏必然に...
種田山頭火 「行乞記」
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種田山頭火 「行乞記」
...庵の空気の険悪なのに避(マヽ)易して直ぐ帰つてしまつた!・梅雨空おもく蜘蛛と蜂とがたたかふ・焼かれる虫のなんと大きい音だ・頬白がよう啼いて親鳥子鳥・何もないけどふるさとのちしやなます(砂君に)・話しても話しても昔話がなんぼうでもとんぼ通りぬけさせるこんな句も・けさも二人でトマト畑でトマトをたべる(新夫婦に)(一人ならば私だ!)六月十五日空も私もすこし晴れてきたが...
種田山頭火 「其中日記」
...降りきらない梅雨空を仰ぎつゝ溜息を洩らしつゝ...
種田山頭火 「其中日記」
...鮎猟の真中(さなか)に一時しよぼ/\と雨をふらしてゐた陰鬱な梅雨空にもいくらか雲の絶え間が出来て...
徳田秋聲 「草いきれ」
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野口雨情 「野口雨情民謡叢書 第一篇」
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野口雨情 「未刊童謡」
...梅雨空のことでまっ暗だから...
山本周五郎 「青べか物語」
...彼は梅雨空(つゆぞら)に溶け込む夜の濃密な街角から...
横光利一 「上海」
...世界を掩(おほ)ふ梅雨空(つゆぞら)は重たき繻子(しゆす)の喪(も)の掛布(かけふ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...梅雨空で、淡路島は見えないが、一ノ谷方面まで、模糊(もこ)として見渡される...
吉川英治 「随筆 新平家」
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