...全体を桶または樽の中で棒を使ってすべてが溶けるまで混ぜる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...紺屋の桶を通つて其処でそれ/″\好みの色に染められ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それから拝殿の庇(ひさし)の下に喰(くっ)つくようになって天水桶があった...
田中貢太郎 「春心」
...放たれても桶の中であり...
種田山頭火 「其中日記」
...溜桶(ためおけ)の中へでもはまり込むのが落(おち)です...
土田耕平 「狐に化された話」
...「この桶は幾年保(も)つだらう...
徳田秋声 「風呂桶」
...玉川上水(たまがわじょうすい)の分派で、品川方面の灌漑専用(かんがいせんよう)の水だが、附近の村人は朝々顔も洗えば、襁褓(おしめ)の洗濯もする、肥桶も洗う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...甕の中、桶の中、床下など、穀類や脂肪類や酒類が隠匿されていた...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...桶(おけ)一杯みんな飲みましたよ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...手桶の底を振り上げる拍子に...
夏目漱石 「それから」
...役人の指図で用意した手桶の水も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...近所に浮いてゐる桶なんぞに指ざしをして精一ぱい兄きの注意を惹き起さうと致しました...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...ぐら/\沸いてゐる薬罐(やくわん)の湯を小桶(こをけ)に分けて職工達の食事をする場所々々に持つて行つたりするだけのことであつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...火桶(ひおけ)には螢(ほたる)ほどの残り火があるばかりだし...
山本周五郎 「七日七夜」
...側にあった火桶を脇のほうへ押しやりながら...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...何も謡うことはない」「桶狭間(おけはざま)へ御出陣の晨(あした)...
吉川英治 「新書太閤記」
...「桶狭間(おけはざま)の僥倖(ぎょうこう)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...その留守に、残る組が、また無断で、あとの桶の分を、争ッて飲みかける...
吉川英治 「新・水滸伝」
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