...原稿用紙の桝目(ますめ)のなかに一字も半画も書けないのであるか...
海野十三 「軍用鼠」
...――なおマクシーモフ『レーニンと自然科学』(桝本訳)やデボーリン『弁証法と自然科学』(笹川訳)を参照...
戸坂潤 「科学論」
...」「幾桝(いくます)ばかり?」「二桝もありゃあいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...桝形の茶屋まで着いても...
中里介山 「大菩薩峠」
...兎も角その日(ひ)中橋南地(なかばしなんち)の猿若座の桝に納まったどんな客の中にも...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...連れであることは桝を見ればわかるのだった...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...どこの売子だ」「両国の与兵衛鮨の売子です」「ほかの二人のほうはどうだ」「大桝屋のお文のほうは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...大桝屋さんのおはなしがあったとき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...奴にゃあ一桝(ひとます)がとこ余計に麦を呉(く)れてやらあな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ことに昔の本陣だつたままの家作りの牡丹屋や桝形(ますがた)の茶屋の古びた美しさや...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...未だ桝で飲食しながら芝居見物のできたころの芝居情景である...
正岡容 「大正東京錦絵」
...この馬場下の何とやらいう酒屋で兜酒を極めたとて震災前までその桝がのこっていたし...
正岡容 「我が圓朝研究」
...桝呑茶碗(ますのみぢゃわん)...
柳宗悦 「全羅紀行」
...是も桝物と同じに瓢で量つて使ふ粟の義と思はれる...
柳田國男 「食料名彙」
...桝の上なるゴンゲサマ飛び上り飛び上りして火を喰(く)い消してありしなりと...
柳田国男 「遠野物語」
...山口県の瀬戸沿海でも桝割草といっている...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...堀端(ほりばた)伝いに桝(ます)小屋の自宅に帰ると...
夢野久作 「斬られたさに」
...立見から桝を眺めた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??