...第九桜飯(さくらめし)東京辺で茶飯というと桜飯を炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...桜飯は米一升に上等の醤油(しょうゆ)四勺(しゃく)と上酒(じょうしゅ)八勺と水との割で炊いた御飯です...
村井弦斎 「食道楽」
...御飯の方は普通の桜飯の通りに醤油とお酒で味をつけて炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...第二十六蒲鉾(かまぼこ)飯は蒲鉾をサイの目に切って桜飯の中へ混ぜて炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...第二十七海老(えび)飯は芝海老の皮を剥(む)いてブツブツに切って桜飯へ混ぜて炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...第二十八蛤(はまぐり)飯は中位な蛤五合を一升の桜飯へ混ぜて炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...第二十九 鴨飯は真鴨(まかも)か小鴨の肉を細かく切って生のまま桜飯へ混ぜて炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...第三十 牛肉飯は牛肉を細かく切り別に葱(ねぎ)の細い処を細かく切ってともに桜飯へ混ぜて炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...先ず普通のものは鯛の身を白焼(しらやき)にして手で細かく揉(も)みほごしたものを桜飯へ混ぜて炊きます...
村井弦斎 「食道楽」
...別法には生の身を細かく切って桜飯へ混ぜるのもあります...
村井弦斎 「食道楽」
...また鯛の身を塩湯煮(しおゆで)にして布巾(ふきん)で堅く絞って手で揉みほごして桜飯へ混ぜて炊くのもあります...
村井弦斎 「食道楽」
...別の法として桜飯の吹上った処へ牡蠣を入れて混ぜるのもあります...
村井弦斎 「食道楽」
...その牛蒡と鯛の身とを桜飯へ混ぜて炊込んだものです...
村井弦斎 「食道楽」
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