例文・使い方一覧でみる「桜草」の意味


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...もうすぐ春だね、桜草が咲き始めるよ...   もうすぐ春だね、桜草が咲き始めるよの読み方

...桜草の花を摘んで、お部屋に飾りましょう...   桜草の花を摘んで、お部屋に飾りましょうの読み方

...毎年、桜草を楽しみにしている人も多いです...   毎年、桜草を楽しみにしている人も多いですの読み方

...桜草は、少し日陰でも育ちやすく、庭に植えやすいです...   桜草は、少し日陰でも育ちやすく、庭に植えやすいですの読み方

...ハイキング中に、桜草の花を見つけた...   ハイキング中に、桜草の花を見つけたの読み方

...照る日の神も仰ぎえで嫁(とつ)ぎもせぬに散りはつる色(いろ)蒼(あを)ざめし桜草(さくらそう)...   照る日の神も仰ぎえで嫁ぎもせぬに散りはつる色蒼ざめし桜草の読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...翌十八日の五時に日輪が出た、六時十分に絶頂を指して登りはじめた、平坦な芝生に多くは小池があって、矮小(わいしょう)な灌木や熊笹の繁茂している所がままあるが、展望を妨げるようなことは少しもない、間もなく偃月形をなしているかなりの大残雪を蹈んで、七時五分に絶巓の三角点址に達した、絶巓は渺々(びょうびょう)たる曠野(こうや)であって一帯の芝生に、小池が所々にあって無数の南京小桜(なんきんこざくら)が池を廻って※娜(じょうだ)として可憐(かれん)を極めている、この曠野は三角点附近を最高点としていて、緩慢(かんまん)な傾斜をなして北方に低下しているが、絶頂に特に隆起した地点がないから、曠野の全部を一望の下に俯瞰(ふかん)することが出来ないで遺憾(いかん)というべきである、三角点址の眺望は非常に宏闊であって、南西に当って近くの鶴ヶ岳が金字形をなしている、その山貌と鳶色の山色より察すると火山岩である、鶴ヶ岳の左には馬鞍状の燧岳がある、鶴ヶ岳の右には尖端が天を衝(つ)いている日光白根がある、赤城と白根の間に男体山が見える、人夫の一人は男体山を富士山だかと三、四回も自分に質問した、浅間山が盛(さかん)に噴煙している、頸城(くびき)の平野を隔てて妙高(みょうこう)山が屹立(きつりつ)していて、その上方に日本アルプスの北部が杳々(ようよう)として最後の背景をなしている、また兎、中、駒、八海、荒沢、大鳥岳の連嶺は数十条の残雪を有していて、蒲原(かんばら)の平野も日本海も脚下に開展している、快晴の日には佐渡も富土山も認めることが出来るそうである、この山上の大観は吾(わ)が北越の諸山に比較すると、飯豊(いいで)山の雄渾(ゆうこん)豪壮に対しては少しく遜色があるが、有名な苗場山とは正に伯仲の間にあるものであろう、そうして苗場山を人工入神の作と見たならば、平ヶ岳は神作の拙なるものではあるまいか、絶頂から北へ向って行くと盃石という岩があると聞いたが、この日は不動瀑布上の野宿所まで戻るのであるのと、白沢を渉るときに足を少しく損じたので、帰途を急ぐ必要上から充分に山上を遊ぶことが出来ないので、八時に絶巓を辞して野宿所へ降った、絶頂の植物は大略チングルマ、大桜草、白山一華(はくさんいちげ)、南京小桜などで、越後と岩代の駒ヶ岳、燧岳とやや同様の観がある、九時に野宿所を出発して三時十五分に平岳沢と白沢の出合に下った、五時五十分に不動瀑布上の野営地に着いた、もう豪雨が来ても大丈夫だと一同が安心してその夜は熟睡したが、自分は多年の宿望を果したから最も愉快に安眠に耽(ふけ)った...   翌十八日の五時に日輪が出た、六時十分に絶頂を指して登りはじめた、平坦な芝生に多くは小池があって、矮小な灌木や熊笹の繁茂している所がままあるが、展望を妨げるようなことは少しもない、間もなく偃月形をなしているかなりの大残雪を蹈んで、七時五分に絶巓の三角点址に達した、絶巓は渺々たる曠野であって一帯の芝生に、小池が所々にあって無数の南京小桜が池を廻って※娜として可憐を極めている、この曠野は三角点附近を最高点としていて、緩慢な傾斜をなして北方に低下しているが、絶頂に特に隆起した地点がないから、曠野の全部を一望の下に俯瞰することが出来ないで遺憾というべきである、三角点址の眺望は非常に宏闊であって、南西に当って近くの鶴ヶ岳が金字形をなしている、その山貌と鳶色の山色より察すると火山岩である、鶴ヶ岳の左には馬鞍状の燧岳がある、鶴ヶ岳の右には尖端が天を衝いている日光白根がある、赤城と白根の間に男体山が見える、人夫の一人は男体山を富士山だかと三、四回も自分に質問した、浅間山が盛に噴煙している、頸城の平野を隔てて妙高山が屹立していて、その上方に日本アルプスの北部が杳々として最後の背景をなしている、また兎、中、駒、八海、荒沢、大鳥岳の連嶺は数十条の残雪を有していて、蒲原の平野も日本海も脚下に開展している、快晴の日には佐渡も富土山も認めることが出来るそうである、この山上の大観は吾が北越の諸山に比較すると、飯豊山の雄渾豪壮に対しては少しく遜色があるが、有名な苗場山とは正に伯仲の間にあるものであろう、そうして苗場山を人工入神の作と見たならば、平ヶ岳は神作の拙なるものではあるまいか、絶頂から北へ向って行くと盃石という岩があると聞いたが、この日は不動瀑布上の野宿所まで戻るのであるのと、白沢を渉るときに足を少しく損じたので、帰途を急ぐ必要上から充分に山上を遊ぶことが出来ないので、八時に絶巓を辞して野宿所へ降った、絶頂の植物は大略チングルマ、大桜草、白山一華、南京小桜などで、越後と岩代の駒ヶ岳、燧岳とやや同様の観がある、九時に野宿所を出発して三時十五分に平岳沢と白沢の出合に下った、五時五十分に不動瀑布上の野営地に着いた、もう豪雨が来ても大丈夫だと一同が安心してその夜は熟睡したが、自分は多年の宿望を果したから最も愉快に安眠に耽ったの読み方
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」

...菫(すみれ)、たんぽぽ、げんげ、桜草、―――そんな物でも畑の畔(あぜ)や田舎道などに生えていると、忽(たちま)ちチョコチョコと駆けて行って摘もうとする...   菫、たんぽぽ、げんげ、桜草、―――そんな物でも畑の畔や田舎道などに生えていると、忽ちチョコチョコと駆けて行って摘もうとするの読み方
谷崎潤一郎 「痴人の愛」

...荒川堤(あらかわづつみ)の南岸浮間(うきま)ヶ原(はら)には野生の桜草が多くあったのを聞きつたえて...   荒川堤の南岸浮間ヶ原には野生の桜草が多くあったのを聞きつたえての読み方
永井荷風 「葛飾土産」

...桜草のことを言う人もない...   桜草のことを言う人もないの読み方
永井荷風 「葛飾土産」

...すっかり桜草の一族で固めて...   すっかり桜草の一族で固めての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...荒川から萱野(かやの)へ行って桜草を取って王子へ廻って汽車で帰ってくる」「いつ」と糸子は縫う手をやめて...   荒川から萱野へ行って桜草を取って王子へ廻って汽車で帰ってくる」「いつ」と糸子は縫う手をやめての読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...草は菫(すみれ)となり、蒲公英(たんぽぽ)となり、桜草となり、木は梅となり、桃となり、松となり、檜(ひのき)となり、動物は牛、馬、猿、犬、人間は士、農、工、商、あるいは老、若、男、女、もしくは貴、賤、長、幼、賢、愚、正、邪、いくらでも分岐して来ます...   草は菫となり、蒲公英となり、桜草となり、木は梅となり、桃となり、松となり、檜となり、動物は牛、馬、猿、犬、人間は士、農、工、商、あるいは老、若、男、女、もしくは貴、賤、長、幼、賢、愚、正、邪、いくらでも分岐して来ますの読み方
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」

...その間に桜草やダフォディルが咲いているだけで...   その間に桜草やダフォディルが咲いているだけでの読み方
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」

...周囲はことに気持よく、往来を仕切った無骨(ぶこつ)な木柵もおもしろければ、家の前に刈り込まれた植木も(刈り込み方は技巧を凝らし過ぎてはいるけれども)おもしろく、後園に通じる木柵と冠木門(かぶきもん)もしゃれたものであり、後園はよく手入れされて、うつろの古木の間にダフォディル、桜草、忘れな草、カーライト(卯の花に似て赤い花)、山吹などが、美しい青芝の上に咲き出ている...   周囲はことに気持よく、往来を仕切った無骨な木柵もおもしろければ、家の前に刈り込まれた植木もおもしろく、後園に通じる木柵と冠木門もしゃれたものであり、後園はよく手入れされて、うつろの古木の間にダフォディル、桜草、忘れな草、カーライト、山吹などが、美しい青芝の上に咲き出ているの読み方
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」

...菫、蒲公英(たんぽゝ)、桜草、そこには何でも咲てるよ...   菫、蒲公英、桜草、そこには何でも咲てるよの読み方
牧野信一 「駒鳥の胸」

...彼方へ飛んでおいで、森の中へ、小川の岸へ、菫、蒲公英、桜草、そこには何でも咲いてゐるよ、その中へもぐり込んで酔倒れるまで飲んでおいで...   彼方へ飛んでおいで、森の中へ、小川の岸へ、菫、蒲公英、桜草、そこには何でも咲いてゐるよ、その中へもぐり込んで酔倒れるまで飲んでおいでの読み方
牧野信一 「渚」

...通常桜草と書いてあるが...   通常桜草と書いてあるがの読み方
牧野富太郎 「植物知識」

...ただ小桜草という花ばかりは雪霜にもめげず年々花が咲いて今にその株が残って居る...   ただ小桜草という花ばかりは雪霜にもめげず年々花が咲いて今にその株が残って居るの読み方
正岡子規 「病牀苦語」

...再び昔のように小桜草と併(なら)べて置かれてあるのが満足であった...   再び昔のように小桜草と併べて置かれてあるのが満足であったの読み方
正岡子規 「病牀苦語」

...薄藤色の桜草はやや疲れ仄かに花脈をうき立たせ乍らも心を蕩す優しさで薫りを撒く...   薄藤色の桜草はやや疲れ仄かに花脈をうき立たせ乍らも心を蕩す優しさで薫りを撒くの読み方
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」

...桜草がきれいらしいこと...   桜草がきれいらしいことの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...小(ち)いさな小さな桜草の芽がうえてあるのでした...   小いさな小さな桜草の芽がうえてあるのでしたの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

「桜草」の読みかた

「桜草」の書き方・書き順

いろんなフォントで「桜草」


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辯者   秋色   増殖させる  

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