...小桜草は紅也...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...思ひ立つて山口へゆく、椹野川風景もわるくない、桜冬木、白梅紅梅、枯葦、枯草、ことに川ぞひの旧道は自動車が通らないのがうれしい...
種田山頭火 「其中日記」
...乞食の安さんは桜の花の頃に死んだものと見える...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...桜の幹はびくともしませんが...
豊島与志雄 「古木」
...そうしてまた桃も桜も咲いていて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...桜木の老媼窃に女の身元をさぐりしに...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...源氏車(げんじぐるま)に散らし桜を染め抜いた備前屋の暖簾(のれん)の前に...
中里介山 「大菩薩峠」
...桜の春が簇(むら)がるばかり嬉しい...
夏目漱石 「琴のそら音」
...陽気な桜湯の縁台が...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...桜ばしの多幸平へ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...桜井を残して下り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼は桜の花の頃から町の病院へ根気よく通つてゐた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...綺麗な村で桜が散ると...
牧野信一 「山の見える窓にて」
...「明日かへりこん」(桜人その船とどめ島つ田を十町(まち)作れる見て帰りこんや...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...山の桜の盛りを賞したことがあるが...
柳田國男 「信濃桜の話」
...木内桜谷はにやにやしながら...
山本周五郎 「へちまの木」
...けれど「右近(うこん)ノ橘」「左近ノ桜」は見あたらず...
吉川英治 「私本太平記」
...生垣の桜花(はな)の下蔭を通ってゆく――「ああ」牛と並んで歩きながら...
吉川英治 「親鸞」
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