...やがて大きな桑畠(くわばたけ)へ入って...
泉鏡花 「縁結び」
...すつかり桑畠(くはばたけ)と野菜畑とになつてゐた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...麦畑と桑畠、その間を縫うようにして二人は歩いた...
田山花袋 「田舎教師」
...空しい枝の桑畠にはつぐみが鳴き...
田山花袋 「田舎教師」
...舟を見捨てて一丁ほど桑畠の間を歩いて行くと根場(ねんば)といふ村である...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...「此桑畠は何反あるの...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
...此桑畠に赤く桑の実のあるのを想像して父の顔を何となく下から仰いでみる...
前田夕暮 「種紙の青む頃」
......
三好達治 「山果集」
...まわりが水田ばかりの中にやや小高い一かたまりの桑畠...
柳田國男 「垣内の話」
...その麓なる桑畠(くわばたけ)にて村の若者何某という者...
柳田国男 「遠野物語」
...殊に桑畠(くわばたけ)の支度その他...
柳田国男 「木綿以前の事」
...とんと東北でよく見る高桑畠の通りで...
柳田国男 「雪国の春」
...二十年も奉公していた旦那の家の桑畠が...
柳田国男 「雪国の春」
...在方では麻畠も桑畠も真白な泥の下になり...
柳田国男 「雪国の春」
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