...横浜の埠頭(ふとう)と桑港(さうこう)の金門を繋ぐ一線は...
石川啄木 「閑天地」
...その上に桑の葉を置く...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...附近の桑畑の荒廃しているさまを見た...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...間もなく桑は腹の中がさっぱりして精神が爽やかになった...
田中貢太郎 「蓮香」
...店頭(みせさき)で見つけた真桑瓜(まくわうり)を買うて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...家の主人は桑田よりは五ツ六ツ年上で...
永井壮吉 「人妻」
...桑田はいつか細君の働く姿から目を離すことができなくなつた...
永井壮吉 「人妻」
...桑でも植えつけられるが落ちでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...十桑原伊織、その妹早瀬、平次とガラツ八が附添つて、鎌倉町の源太郎の家へ乘込んだのは晝少し前でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...桑原樣」平次は聲を掛けたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...布哇寄港祝砲と共に目出度(めでたく)桑港(サンフランシスコ)を出帆して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あなたがその蠶室になつた二階から一部分見えてゐる盛り上つた桑の葉を指して...
堀辰雄 「牧歌」
...その後桑木嚴翼先生の『カントと現代の哲學』が出たが...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...まわりが水田ばかりの中にやや小高い一かたまりの桑畠...
柳田國男 「垣内の話」
...仏桑華は、沖縄ではアカバナと称されていて、その花の形よりは、その色からアカバナと名づけられたもののようで、原色的な赤い色の花だからであろう...
山之口貘 「梯梧の花」
...陽湖に近い柴桑郡(さいそうぐん)(江西省(こうせいしょう)・九江西南(きゅうこうせいなん))にまで営をすすめていた...
吉川英治 「三国志」
...しかし、やがて一里ほど行き着いた所で、桑十は初めて、藤吉郎の心がわかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...同じ左手にかなり強い角度を以て碓氷川へ傾斜してゐる桑畑か何ぞの中に坂本といふ舊い宿場が見下さるゝ...
若山牧水 「樹木とその葉」
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