「桑」の意味
クワの木
小説での「桑」の使い方
...桑原氏はまたすぽりと帽子をかぶつて表通りへ出た...
薄田泣菫 「茶話」
...御輿には桑名の諸戸清六という人から頼まれて拵えたものだの...
高村光太郎 「回想録」
...桑はその小児の婿の往くに従(つ)いて往ってお祝いをした...
田中貢太郎 「蓮香」
...今ではもう真下にひろがつて見える桑畑の外れにぐつと落ちこんだあたりを曲りながら流れる川の水流がぎらついてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...畑の桑は一株ずつ髻(もとどり)を結(ゆ)われる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...外出中扶桑書房來訪...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...桑を植えて、蚕を飼いさえすれば無限に生産のできる品なのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...会津とか、桑名とか、譜代の誰々、旗本に於て少なくとも小栗とか、勝というものが、口の端(は)に上らなければならない場合に、意外にも、一人の出家僧を以てこれに答えた鈴木安芸守も、山におればこそ、わが田に水を引くのではない、わが山に水を上せるものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...むつは土間から乾いた桑の根っこをかかえて來ました...
林芙美子 「クララ」
...貨物廠の連中が持ちこんできた手土産は石黒大尉に珍重されたふうだったが、そのうえどれもみな当りのいいお世辞者ばかりなのでひどく気に入られ、八月の末、定期交代という名目で、中田大尉、岡中尉、榊原少尉、大矢少尉、佐藤主計少尉、古屋軍医補などの将校は涸沢のバラックへ移り、貨物廠組の阪本中尉、高桑中尉、森下少尉、大迫少尉ほか三人が丘の上の将校宿舎へ移ってきた...
久生十蘭 「ノア」
...ケイオーの桑原さんはこういう風に云ってくれませんでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
柳田国男 「こども風土記」
...ふところから桑の実を出して二人で喰べた...
山本周五郎 「桑の木物語」
...黒い枯れッ葉になった桑畑へ消えて行く人々を...
吉川英治 「脚」
...あああの桑の樹の家さと指さすほど...
吉川英治 「三国志」
...織田家の懸人(かかりゅうど)桑原甚内...
吉川英治 「新書太閤記」
...いっぺんに御疲労が出たのであろう――そう知ると桑十のような武骨者でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...桑十」ふいに彼は立ちどまった...
吉川英治 「新書太閤記」
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