...)弟 桐城 張祖翼 逖先未定艸風雨共帰舟...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...会者、鳴雪、句仏、六花(りっか)、碧梧桐、乙字、碧童、松浜...
高浜虚子 「五百句」
...上人(しょうにん)の俳諧の灯(ひ)や灯取虫(ひとりむし)明治三十九年六月十九日 碧梧桐送別句会...
高浜虚子 「五百句」
...手慣れたる木目(もくめ)を撫(な)でて桐火鉢踏石を伝ひさしたる冬日かな十一月十二日 七宝会...
高浜虚子 「六百句」
...この村で電話を引いていられたのはこの桐沢台の別荘一軒だけであったし...
橘外男 「逗子物語」
...碓氷関所阯(マヽ)、妙義の裏、霧積川の河鹿、松井田町(折からのラヂオは赤城の子守唄だつた)、きんぽうげ、桐の花、安中原市、そこの杉並木はすばらしかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...それと向い合った壁際には桐の箪笥が油単(ゆたん)に被われて...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...老人はまた桐の箱を抱(かか)えて出た...
夏目漱石 「永日小品」
...これは桐を生(は)やして銭(ぜに)なしと云ってもしかるべきもので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...風もないのに梧桐の一葉はハラリと地に落ちた...
牧野信一 「悲しき項羽」
...碧梧桐(へきごとう)...
正岡子規 「病牀六尺」
...碧梧桐の自(みずか)ら作りて我が寐床の上に吊(つ)りくれたる...
正岡子規 「病牀六尺」
...隅の方には古いながらも前桐(まへぎり)の箪笥(たんす)も一本置いてあツて...
三島霜川 「平民の娘」
...桐油屋は合羽を畳んだような形の細長い看板...
山本笑月 「明治世相百話」
...桐蔭軒無言録の問答記事はここで終っており...
吉川英治 「私本太平記」
...桐井角兵衛(きりいかくべえ)のさしずで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...かくは急に」「侍医の井上玄桐(いのうえげんどう)どのも...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...(大正十一年、八月)『源氏物語』について『源氏物語』の初巻桐壺は、主人公光源氏の母桐壺の更衣(こうい)の寵愛の話より始めて、源氏の出生、周囲の嫉視による桐壺の苦難、桐壺の死、桐壺の母の嘆き、帝の悲嘆、源氏の幼年時代、桐壺に酷似せる藤壺の更衣の入内(じゅだい)、藤壺と源氏との関係、源氏十二歳の元服、同時に源氏と葵上(あおいのうえ)との結婚、などを物語っている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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