...田中桐江(とうかう)などの学者に漢学を学んだと伝へられてゐる...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...有り合はせの楢(なら)と橡(とち)と桐と樒(しきみ)と柿と椎と松と杉と柚(ゆ)と桑とを詠み込んで見せたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...粒桐(つぶきり)の紋の小袖に八徳(はつとく)を着...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...五七の桐を漉き込んだのが十二枚残っていた...
豊島与志雄 「未来の天才」
...桐野は異彩ある芸術家の一人である...
中里介山 「大菩薩峠」
...七月短歌會那須の野の萱原過ぎてたどりゆく山の檜の木に蝉のなくかも豆小豆しげる畑の桐の木に蜩なくもあした涼しみ露あまの川棚引きわたる眞下には糸瓜の尻に露したゞるも芋の葉ゆこぼれて落つる白露のころゝころゝにのなく青壺集わすれ草といふ草の根を正岡先生のもとへ贈るとてよみける歌并短歌久方の雨のさみだれ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
......
長塚節 「長塚節句集」
...排日なんか桐の一葉だよ...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...勳七等の青色桐葉章を得意氣にぶら下げた動物學の先生の稚氣...
南部修太郎 「猫又先生」
...どこからも入りようはない――」「香炉はあの箱に入れてあったのでしょうね」平次は違い棚に載せてある打紐(うちひも)の掛った時代付の桐箱を指しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...紫色の花をつけた桐の木も...
林芙美子 「落合町山川記」
...私はやっぱり菊や桐の紋が好きです...
林芙美子 「新版 放浪記」
...碧梧桐(へきごとう)は天狗(てんぐ)住んで斧(おの)入らしめず木の茂りの句善しといひ虚子(きょし)は柱にもならで茂りぬ五百年の句善しといふ...
正岡子規 「病牀六尺」
...しかして碧梧桐後者を取らず虚子前者を取らず...
正岡子規 「病牀六尺」
...庭の真中に突立って自信のあるらしい様子をして居る青桐がめっきり見すぼらしくなり下って...
宮本百合子 「後庭」
...桐壺の方は退出のお許しが容易に得られなかったのに懲りて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...五七の桐(きり)に二つ引(びき)の旗を立てゝ行く...
森鴎外 「大塩平八郎」
...桐生の何某(なにがし)申候には...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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