...彼女の体調が悪く、案配だ...
...試合前の選手の緊張は案配だ...
...子供が冷蔵庫を空けて食べ物を食べたら、母親はお金がかかるので案配になる...
...彼の行動は不可解で、周囲の人々を案配させた...
...天気予報が台風の接近を伝え、人々は家の備えをすることで案配がらせた...
...外にも、いい案配に、人のけはいはございませぬ...
芥川龍之介 「運」
...一日(いちんち)口案配が悪う御座いましてね...
石川啄木 「鳥影」
...高い崖の傾斜にきれいな水を案配して流し...
今井邦子 「伊那紀行」
...笑つておわかれになるといふやうな案配でございましたのに...
太宰治 「右大臣実朝」
...そこから白昼の透明な空がだいじな肌を覗(のぞ)かせているようにそんな案配にはっきりしている...
太宰治 「玩具」
...そうした案配こ、とうとうタキこと貰るようにきまったずおん...
太宰治 「雀こ」
...私が折角(せっかく)いい案配に忘れていたあの綴方の事まで持ち出して...
太宰治 「千代女」
...そんなとき両者を比較して多少の興を覚えるように案配(あんばい)したわけである...
太宰治 「鉄面皮」
...やはり作者としての大人の心も案配(あんばい)されていると思うのですが...
太宰治 「みみずく通信」
...こんな案配(あんばい)じゃ...
太宰治 「ろまん燈籠」
...ちやうどいゝ案配でした」「分家の当主は今は...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...造作に使つた木材の余りがそのまゝになつてゐるのを思ひ出して焚きつけの分と燃料用の太いのとを撰り分けて置くと云つた案配である...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...いろいろと案配し...
豊島与志雄 「崖下の池」
...コレットはそれを勝手に案配し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...両者を如何に案配統一するかに在る...
豊島与志雄 「文学以前」
...旨(うま)いよ」「そりゃ好い案配(あんばい)だ...
夏目漱石 「明暗」
...つまり刑罰の主要なモーメントの案配は...
久生十蘭 「新西遊記」
...っていう案配でしたよ...
山本周五郎 「さぶ」
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