...框(かまち)から直ぐの階子段(はしごだん)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...俺は上(あが)り框(がまち)に寝ころんだまま...
梅崎春生 「蜆」
...上り框(がまち)へその足を進めると...
高見順 「いやな感じ」
...真中の上り框(がまち)に...
豊島与志雄 「悪夢」
...マリユスは扉の框(かまち)によりかかって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたくしと並んで上框(あがりがまち)へ腰をかけた...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...おつぎは竈(かまど)の下(した)から火(ひ)のついてる麁朶(そだ)を一(ひと)つとつて手(て)ランプを點(つ)けて上(あが)り框(がまち)の柱(はしら)へ懸(か)けた...
長塚節 「土」
...上(あが)り框(がまち)のように...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...上がり框(かまち)で引っくり返ったきり――」「やはり身体が痺(しび)れたんだね」お由の声が涙に途切れるのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上がり框(かまち)から起(た)ち上がりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上り框(かまち)に近く崩折たまゝ泣いてゐるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...窓框(まどわく)の内側は...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...僕が持って行きます」俊次は框(かまち)に腰をおろして...
火野葦平 「花と龍」
...氣が付くと侮蔑(ぶべつ)の唇を歪(ゆが)めて別の窓框(まどかまち)に行つてしまつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...上り框に腰掛けて草鞋をぬぎ乍ら親爺に「爺っつあん...
山中貞雄 「森の石松」
...これでやっと安楽になれるんだって」上り框にごろ寝をしていた平吉が...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...平五は上り框へ腰を掛け...
山本周五郎 「末っ子」
...おばさん」上り框(がまち)へ...
山本周五郎 「柳橋物語」
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