...将棋の桂馬の動きがわからない...
...桂馬の角度によって馬を乗り越えなければいけない壁がある...
...桂馬の飛び越える位置が限られているので注意が必要だ...
...漢詩に「桂馬飄逸」という表現がある...
...あの人は桂馬のような運動神経を持っている...
...桂馬が敵駒を三つも四つも越えて敵地深く飛び入って...
上村松園 「花筐と岩倉村」
...將棋さすにも、王を一方にとぢこもらせて、金將、桂馬、香車、二三の兵にて守れば、一寸完全なるやうなるも、こは、案外に、もろく敗る...
大町桂月 「國府臺」
...相馬氏が歩と桂馬とを人生の秘密か何ぞのやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...仏様は将棋の桂馬のやうな足音をさせて...
薄田泣菫 「茶話」
...つづいてちょうど星座とそれを構成する各(おのおの)の星にそれぞれ名があるように大きくは定石、布石、細かくは小桂馬(こげいま)しまり、大桂馬しまり、一間高(いっけんたか)がかり、二間高がかり、等、等、無数の名で呼ばれるそれぞれの場合場合の利害得失を考えていろいろな形に互の石が配置される...
中勘助 「独り碁」
...赤方の香車の旗は桂馬と替へられて出たのは竹刀を持つた若物で...
長塚節 「撃劍興行」
...湯島天神町の旗野丹後守(たんごのかみ)の用人久保木桂馬(くぼきけいま)と申す...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...久保木桂馬とは、主從の關係を越えて親(した)しい間柄のやうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「これで皆んなぢや」久保木桂馬は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人の旗野丹後守と用人の久保木桂馬に一切の事情を打ち明け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...専ら童心にかえッて戦争ごッこをやッている王手飛車があろうと桂馬のフンドシがあろうと端歩は動かんモノである...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...王手飛車があろうと桂馬のフンドシがあろうとハシ【歩】は依然(荒井良平 宛)(二)としてハシ【歩】である...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...間に合わせておくれかの?」「桂馬(けいま)と来たな...
横光利一 「蠅」
...桂馬の斜めの飛び足のような迷点の連係となるから...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...角に桂馬と……ウーム……こいつあ打つ手がありませんネ……...
吉川英治 「江戸三国志」
...桂馬(けいま)の高飛び――のおそれはあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...桂馬や香車の性能をつかって...
吉川英治 「随筆 新平家」
...やっと、それを聞き止めた宅助と門番は、さしかけていた賭将棋(かけしょうぎ)の駒をつかんだまま、びっくりしてお長屋の端から飛びだしてきたが、「あっ」と、出会いがしらに、たたずんでいた侍にぶつかッて、握りこぶしの持駒、金、銀、桂馬、バラリとそこへ撒(ま)いてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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