...あの生活の根調のあからさまに露出した北方植民地の人情は...
石川啄木 「弓町より」
...あの生活の根調のあからさまに露出した北方植民地の人情は...
石川啄木 「弓町より」
...根調も手法も違ふが...
田山録弥 「自他の融合」
...その根調の相違は勿論...
田山録弥 「自他の融合」
...それだけまだ根調に...
田山録弥 「自他の融合」
...即ち北斎が富嶽三十六景においてなせしが如く北寿もまた全画面の彩色中(さいしきちゅう)その根調(こんちょう)となるべき一色(いっしょく)を選びて常にこれによつて諧音的の効果を奏せんとする苦心を示したり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...全色彩の根調となるべき緑と黄とに対照して倉庫の下部に淡紅色(たんこうしょく)を施し屋根瓦(やねがわら)に濃き藍を点じたるが如き...
永井荷風 「江戸芸術論」
...もしくはその或物が根調(こんちょう)で...
夏目漱石 「明暗」
...この感情には自分を岡田の地位に置きたいと云うことが根調をなしている...
森鴎外 「雁」
...糸車のぶうんぶうんは相変らず根調をなしている...
森鴎外 「鶏」
...薄い鼠が根調をなしていて...
森鴎外 「百物語」
...此(この)派の詩の根調(こんてう)となるものは新英雄主義(ヌウボウ・ヒロイズム)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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