例文・使い方一覧でみる「根深い」の意味
スポンサーリンク...ほとんど憎しみともいえそうな根深い執着を感じはじめていた... 
有島武郎 「星座」
...保子さんが私に持つてゐらつしやるプレジユデイスは可なり根深いものであるかも知れませんけれども...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...そんな姑息（こそく）の方法では根深い誤解を除く事はとても出来ないかも知れんが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...河原町に張りわたされてゐるあの根深い習慣のおかげだつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...言語の不思議は早くから自分の頭の中にかなり根深い疑問の種を植え付けていたもののようである...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...そういう根深い弱点の意識のために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...また根深い伝統を持ってる世界であるからして...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...失恋の痛手や江ノ島の橋の感銘は案外根深いもので...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...どうにも出来ない根深いものがいつも残っているからね...
豊島与志雄 「碑文」
...自分の受けた不公平についての根深い感情...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...被告の「根深い奸悪（かんあく）」を現わすものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...地球の肌の長い／＼歴史と種々の形相に対する根深い愛着からだ...
前田普羅 「普羅句集」
...そして、彼女の小説のすべてが、その根深い所で、ある時は修身教科書になったり、ある時は戦勝の歌になったり、ある時はカッタツで勁い自由画になったり、そしてたいがいの場合に「この人を見よ」式のナルシシズムの要素を多分に含んだ自伝風のものになったり、そしてそのすべての場合に堂々たる自信に裏打ちされているのは、そのためのように思われるのである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...何かそこに個人的な根深いものがひそんでいるように感じられた...
矢田津世子 「父」
...それがどこまで根深いものかは疑わしい...
吉川英治 「剣難女難」
...かなり根深い確執は...
吉川英治 「剣難女難」
...永い歴史と根深い宿怨のある所...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...月夜の風邪（かぜ）はいっそう根深いものとなったらしい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利！手書き漢字入力検索