...從つて現實は益根本的に高められ淨められるであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...さうして兩者の生活の色調を根本的に區別するものは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...作家と云ふ一つの現象をも根本的に理解するために...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...尤も彼のような根本的に新しい仕事に参考になる文献の数は比較的極めて少数である事は当然である...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...問題の選択が理論の価値を根本的に決定する...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...根本的に国語に支配されている哲学的理論も...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...根本的に変革されるに至った...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...この点でそれはブルジョア的な所謂「経済学」と根本的にその科学的性格を異にする...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この点を根本的に注目する必要が現在あるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...問題はそこにあった筈である(もしそうでなければもう一遍根本的に批判し直す必要があるが)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...西洋風の近代詩には尚ほもつと根本的に適しないのだ...
萩原朔太郎 「悲しき決鬪」
...しかもそれは、客觀的乃至自然的現象としての死が同じく客觀的乃至自然的現象としての生に對していかなる關係に立つか、根本的にいつて、かかる現象としての死ははたして又いかにして必然的事實として承認されるか、などの問題と混同せらるべきでない...
波多野精一 「時と永遠」
...その間に民法の全部を根本的に改修する必要があるのであるから...
穂積陳重 「法窓夜話」
...彼らはサルタンが設定した課税を根本的には改変することは出来ないけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...われわれ芸術家が根本的に軽蔑する者はありません...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...如何にして私の自己は世界の要素と根本的に区別される或るものであり得るであろうか...
三木清 「人生論ノート」
...行為を技術的・形成的行為として根本的に把握しないところから生ずるのである...
三木清 「哲学入門」
...却てそれは歴史的時間が存在としての歴史の時間であるといふことと根本的に關係する...
三木清 「歴史哲學」
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