...いかなる人種にも他人種を排斥する性質は根本的に生まれながら備わっていて...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...根本的にちがいます...
高見順 「いやな感じ」
...これらの所説を現在学者の所説と比較してみてもおそらく根本的にはいくらも違わないのではないかと思われる...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...「即ちカントの行き方は根本的に云うと分析的であって構成的ではない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...或は少なくとも之を根本的に修正しなくてはならなくなった...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...欧州的範疇――それは根本的にはギリシア的範疇から系統発生したものであるが――の何よりもの特色は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それが根本的に私の意に適せず...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まさしくその理由は根本的に以上の点に求められなくてはならない...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...根本的に云うと失礼な申条だがあなた方は私を離れて客観的に存在してはおられません...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...根本的に解決しようと思っている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...詩の情操が根本的にちがつてゐる...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...根本的に反対しようとするのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...根本的にそれらが理解できなくなるやうなことにもなるでありませう...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「ドゥイノ悲歌」
...近代の實證主義はロマンティクに對する鬪爭にも拘らずなほ有機體説を根本的に克服し得ず...
三木清 「歴史哲學」
...然るにランケも根本的には例外をなさず...
三木清 「歴史哲學」
...しかしそれでもまだ何か根本的に人間の區別が人間には立たなくなる方法を案出することが出來ないなら...
横光利一 「悲しみの代價」
...その悟性活動に感覚活動を根本的に置き代えるなどと云うことは絶対に赦さるべきことではない...
横光利一 「新感覚論」
...その芸術的価値において根本的に規定するものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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