...それで当然の帰結として永劫観念は根拠のないものだということになり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...全然根拠のない臆測を公然と真実めかして話すのも憚(はばか)られるのか...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...罵言(ばげん)は一切根拠のないものですが...
海野十三 「宇宙尖兵」
...根拠のないことなど...
海野十三 「十年後のラジオ界」
...根拠のない否定論は慎んで下さらないと困りますね」捜査課長が仲裁するように云って...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...赤んぼのような根拠のないうれしさだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...そういう実生活に根拠のない知識で実生活を支配し得るものと思うからであって...
津田左右吉 「陳言套語」
...そこにこういう主張に学問的根拠のない理由がある...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...根拠のない批難を私共に加えようとする者である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...「根拠のない帰結の方がすこぶる印象深いものだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...それ以外の根拠のない場合が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...観念論のこうした老獪さと実証的根拠のない否定的結論とを反駁するための理論として...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...しかしこれは全く根拠のない想像である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...決して根拠のない空想ではないわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...決して全然根拠のない迷信と同一視することが出来ないばかりか...
武者金吉 「地震なまず」
...もはや根拠のないものになろうとしている...
柳田国男 「山の人生」
...社会思想の根拠のないものはだんだん指導性を失って来た...
山本実彦 「十五年」
...そんな根拠のないことなら...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索