...自分の全思想を根底から揺崩(ゆりくづ)した一事件――乃ち以下に書き記す一記事を...
石川啄木 「葬列」
...其為に二十幾年来養ひ来つた全思想を根底から揺崩された...
石川啄木 「葬列」
...手続などを根底から改めなくてはならぬ...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...江戸特有の遊里情調もまた根底から破壊されて殺風景なただの人肉市場となってしまった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...形式的主義を根底から破壊した...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...ほとんどその根底から新面目を施さねばならぬこととなるのです...
大杉栄 「獄中消息」
...根底から修養を仕直しするの覚悟があるならば...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ところがある日その神聖な規律を根底から破棄するような椿事(ちんじ)の起こったのを偶然な機会で目撃することができた...
寺田寅彦 「あひると猿」
...官僚組織は根底から転覆される筈だ...
豊島与志雄 「聖女人像」
...経済的根底から解剖して描くべきである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...古典の形式主義を根底から覆(くつが)えそうとしたのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...自分の見込みを根底から引つくり返されたの業(ごふ)をにやして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今度は根底から細心の吟味を重ねて非常に岩乗な普請にした...
原民喜 「原爆回想」
...僕は根底から震駭された...
原民喜 「災厄の日」
...作者がその骨組を根底からくつがえして...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...全国の人心を根底から転覆して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...自身も根底からうちひしがれた...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...根底から変化させられる...
宮本百合子 「木の芽だち」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??