...はじめてこの国土に根をおろすことになるであろう...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...しだいしだいにロシアの修道院に根をおろすに至った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...思想や行動など他の領分のうちにも根をおろすのが自然だったはずである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...日本に自由主義が根をおろすためには...
蜷川新 「天皇」
...白い根をおろすやうに...
北條民雄 「月日」
...一人の作家の生活に根をおろす以外に成育の道もないところが又微妙です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大根をおろす時は「頭をぶんなぐれ」という諺がある位で...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...意見というやつが入りこんで深い根をおろすに適した地盤がまったくないからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その土地に喰い入りそこに根をおろすものではなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
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