...根っからの貧乏人の子らしく落ちついて長屋で遊んでいやがる...
太宰治 「新釈諸国噺」
...根っから詰らねえ痴話(ちわ)でたあいもねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴様も根っから正直に物を考える男だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...根っから見栄えのしない...
中里介山 「大菩薩峠」
...根っから口を割らねえんだそうでござんしてな...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友は根っから受けつけません...
中里介山 「大菩薩峠」
...「あいつは旨(うま)そうだね」「なに根っから旨くないんだ...
夏目漱石 「明暗」
...奴は根っからの犯罪者だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...これこそ根っから新鮮で純真な生き方だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...父は勇敢で根っからの冒険家だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...まさか……」「根っからの冷血な金融悪党だよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...根っからの悪党だ」言葉の端々に義憤があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...根っからの働きもんとみえますねえ」と云うて...
矢田津世子 「神楽坂」
...根っから当てにはならない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...船脚すこぶる遅々として根っから効なし...
山本笑月 「明治世相百話」
...我々にしても根っから張合いのないくらい...
山本笑月 「明治世相百話」
...何をいうにも今年十五の色男だすケに根っから他愛(どたま)がありませぬ...
夢野久作 「近世快人伝」
...おれっちは根っからの野育ち野郎...
吉川英治 「新・水滸伝」
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