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伊良子清白 「孔雀船」
...栲綱(たくづぬ)の白腕(しろたたむき)になれを卷く...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...荒栲(あらたへ)ふたたび驚き怖れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...女房の荒栲は、縮を小腋(こわき)に当てて、右の手には竹笠を持って、蓑(みの)を着て外へ出て行こうとしているところを描いてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...喜多村栲窓(かうさう)等に紹介した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...喜多村栲窓(きたむらこうそう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...栲窓は名を直寛(ちょくかん)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...書は喜多村栲窓(きたむらこうそう)の校刻する所で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...栲窓は抽斎の歿した頃奥医師を罷めて大塚村(おおつかむら)に住んでいたが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「て」は「栲(たへ)」即ち梶で...
柳宗悦 「和紙の教へ」
...敷栲(しきたへ)の枕の下に太刀はあれど鋭(と)き心なし妹(いも)と寝たればこれは香川景樹の有名な歌だが...
柳田国男 「故郷七十年」
...かつて荒栲(あらたえ)を着ていた我々にも...
柳田国男 「木綿以前の事」
...栲は他の一つの木の種類であったと思う...
柳田国男 「木綿以前の事」
...府中すなわち今の静岡市の物産の中に栲布というものがあって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...右の栲布が果してタクと訓(よ)んだか...
柳田国男 「木綿以前の事」
...或いはまた「栲衾(たくぶすま)新羅(しらぎ)の国」などとも謂って...
柳田国男 「木綿以前の事」
...麻や栲(たえ)を着ていた時代には...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その背景には更らに深い霞のおちに赤石連山が白栲(しろたえ)の峰をつらね...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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