...栲綱(たくづぬ)の白腕(しろたたむき)になれを卷く...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...あたしの恐(おそ)ろしい白栲(しろたへ)が...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...白栲(しろたへ)の袖(そで)著具(きそな)ふ六手腓(たこむら)七に虻(あむ)掻き著き...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...同時村瀬栲亭が藝苑日渉に國號を論じたる條ありて...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...荒栲(あらたへ)ふたたび驚き怖れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...女房の荒栲は、縮を小腋(こわき)に当てて、右の手には竹笠を持って、蓑(みの)を着て外へ出て行こうとしているところを描いてあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...白栲のきぬの川べに...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...韓國栲衾新羅の埼の...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...喜多村栲窓(かうさう)等に紹介した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...喜多村栲窓(きたむらこうそう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...栲窓は名を直寛(ちょくかん)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...栗本鋤雲は栲窓の弟である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...書は喜多村栲窓(きたむらこうそう)の校刻する所で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...喜多村栲窓(こうそう)もまたこの年十一月九日に歿した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...だが自分だけはおそらく栲衾(たくぶすま)の栲であろうと思っている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...府中すなわち今の静岡市の物産の中に栲布というものがあって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...右の栲布が果してタクと訓(よ)んだか...
柳田国男 「木綿以前の事」
...或いはまた「栲衾(たくぶすま)新羅(しらぎ)の国」などとも謂って...
柳田国男 「木綿以前の事」
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