...栞(しをり)代りに...
芥川龍之介 「手巾」
...日影門(ひかげもん)あたりの女学校の教科書と新旧の女の雑誌二三と『歌の栞(しをり)』など埒(らち)もなく本挟(ほんばさみ)に立てられ...
石川啄木 「閑天地」
...武士は栞戸(しおりど)を開けて外に出た...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...栞(しおり)にしようと思う...
中勘助 「島守」
...有合せでも何でもいいから栞(しおり)を入れて置くべきもの...
中里介山 「大菩薩峠」
...あわてて栞をはさむ余裕がなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...静かに栞(しおり)を抽(ぬ)いて...
夏目漱石 「虞美人草」
...折角智慧を紋つた糠(ぬか)の栞(しをり)も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...水肌すれ/\に浮かした目印の栞(しをり)が見えたのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次には何よりの栞(しおり)になったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その尋常でないと云ふ事柄が却て真理の街(ちまた)を教へる栞になるのだね...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
......
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたくしは此より此詩暦を栞(しをり)とし路傍(こう)として...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...野川の流れはまた交通の唯一の栞(しおり)でもあったが...
柳田國男 「地名の研究」
...『温故之栞』には『夫木集(ふぼくしゅう)』の大炊御門為佐(おおいみかどためすけ)の歌...
柳田國男 「地名の研究」
...奥山(おくやま)にしおる栞(しおり)は誰(たれ)のため身をかき分けて生める子のためこれをまた「我が身を分けて」と言い伝えている人もあるが...
柳田国男 「母の手毬歌」
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横瀬夜雨 「花守」
...この栞(しおり)の欄と...
吉川英治 「随筆 新平家」
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