...栞(しをり)代りに...
芥川龍之介 「手巾」
...静かに栞(しおり)を抽(ぬ)いて...
夏目漱石 「虞美人草」
...折角智慧を紋つた糠(ぬか)の栞(しをり)も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...銭形の栞(しおり)などは一つもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お品さんは浪花屋の天水桶へ目印の栞(しおり)を書いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水肌にすれすれに浮かした目印の栞(しおり)が見えたのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次には何よりの栞(しおり)になったのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...更に深く植物を理解し愛好の念を養成して行く栞にしたいと思ふ...
本多靜六 「大植物圖鑑」
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宮本百合子 「獄中への手紙」
...一『和訓栞(わくんのしおり)』に依れば蓑(みの)の語源は「身荷(みに)の義なるべし」とある...
柳宗悦 「蓑のこと」
...路の栞(しおり)はまだ得られなかった...
柳田国男 「海上の道」
...海中に澪標を立つとあるのが初めで『万葉』には水咫衝石の字を宛(あ)つと『和訓栞(わくんのしおり)』に言ってある...
柳田國男 「地名の研究」
...(温故之栞(おんこのしおり)十四...
柳田國男 「日本の伝説」
...『温故之栞(おんこのしおり)』(巻十)にはこの国の水田生産のことを記して...
柳田国男 「木綿以前の事」
...『和訓栞(わくんのしおり)』には藤菜の意味であろうとあるが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...協会の成立したのは明治四十二年十一月十日で、当時茶道の勃興に伴い種々の弊害も生じたのを、各流の主なる師範家が憂慮して、十月六日に星ヶ岡茶寮へ集まったのが同茶寮の松田宗貞翁(表千家)を始め、同流大久保北隠、久保田臥竜庵、今井宗幸、竹内寒翠、裏流の三原宗浤、石川栞斎、宗偏流の中村宗知、石州怡渓派の山本麻渓、不白流の関不羨等の諸老に、表千家の宮北宗春氏が斡旋役で、今後流派の対立を捨て、斯道のため結束して隆盛を計るという意見の一致から、従来ほとんど夢想だもされなかった諸流の提携が即座にまとまって、翌月十日に発会式というスピードの成立...
山本笑月 「明治世相百話」
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横瀬夜雨 「花守」
...前号の栞(しおり)にも書いたし...
吉川英治 「随筆 新平家」
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