...時折祇園の栂(とが)の尾(お)辺で小規模に催されるくらいでした...
上村松園 「座右第一品」
...高尾栂尾の山が紅葉することも...
竹久夢二 「砂がき」
...笹村は栂(つが)のつるつるした縁の板敷きへ出て...
徳田秋声 「黴」
...栂の尾から余等は広沢(ひろさわ)の池を経(へ)て嵐山に往った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...落倉にてここにつづいて、栂池、乗鞍までの十数日、まったく日々好日...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...)山茶 栂 概 大竹(周り貳尺斗のもの有るといへり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...創作地郷里金沢市千日町雨宝院といへる金比羅神社、寂しき栂、榎の大樹に寺領の四方はとりかこまれ、昼なほ暗き前庭のほとり極めて幽遠なり...
室生犀星 「抒情小曲集」
...大江の母は津軽家の用人栂野求馬(とがのもとめ)の妹であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...高山寺の僧明恵が栂(とが)ノ尾へ植えたとかいう話は...
柳田国男 「故郷七十年」
...――栂の林の中には...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...栂(つが)樅(もみ)などの林に這入(はい)る...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...樹は次第に大きくなり、同じ栂、樅の類でも上の方に比べると勢好く生長している...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...旗鉾からは山は次第に深くなり、樅、栂、檜などの大木が茂つて、路は泥深く、牛の足跡に水が溜つて居て、羽蟲が一面泥の上を飛んで、人が行くとぱつと舞ひ上る...
吉江喬松 「山岳美觀」
...一方――栂尾(とがのお)の明慧(みょうえ)上人が...
吉川英治 「親鸞」
...栂(とが)や樅(もみ)などの針葉樹林であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...「樅(もみ)、栂(つが)、檜、唐繪(たうび)、黒檜(くろび)、……、……...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...「樅、栂、檜、唐檜(とうび)、黒檜(くろび)、……、……、」と案内人はそれらの森の木を数えた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...中にはまた常磐樹の栂もあった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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