...「柴舟にも乗れば浮く」ということわざで、人生には挑戦しなければ何も得られないことを意味します...
...「柴舟運び」は昔の運搬方法の一つで、荷物を柴を束ねた舟で運んでいたことがあります...
...「柴舟唄(しばふなうた)」は江戸時代に生まれた民謡の一つで、踊りながら歌う曲です...
...「柴舟を放つ」は船を出すことを表現し、旅立つことや発展することを意味します...
...「柴舟の丸太(まるた)」は、太くて頑丈な丸太を指し、建築や製材に使われることがあります...
...おれの読んだのは尾上柴舟(おのえさいしゅう)という人の書いたのだけだ...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...今も変らぬ柴舟(しばぶね)が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...柴舟(しばぶね)も畑の農夫もみな帰ったのに秣山に草をくう美しい獣の群はよい草の香に酔いしれて穴に帰ろうともしない...
中勘助 「島守」
...王子(おうじ)は宇治(うじ)の柴舟(しばぶね)のしばし目を流すべき島山(しまやま)もなく護国寺(ごこくじ)は吉野(よしの)に似て一目(ひとめ)千本の雪の曙(あけぼの)思ひやらるゝにや爰(ここ)も流(ながれ)なくて口惜(くちお)し...
永井荷風 「日和下駄」
...大阪にも半世紀前には底の平なゴンドラらしい柴舟が澤山浮いてゐた...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...喰はんか舟は食料品を載せた片家根の柴舟であつた...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...時々女中頭の人が柴舟という小さい煎餅を白紙に包んでくれた記憶だけしか残っていない...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...かの末木の香は「世の中の憂きを身に積む柴舟(しばふね)やたかぬ先よりこがれ行(ゆく)らん」と申す歌の心にて、柴舟と銘し、御珍蔵なされ候由に候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...かの末木の香は、「世の中の憂きを身に積む柴舟(しばふね)やたかぬ先よりこがれ行らん」と申す歌の心にて、柴舟と銘し、御珍蔵なされ候由に候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...柴舟下る川の面を隠すが...
柳田国男 「雪国の春」
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