...大廊下を通って柳営(りゅうえい)の間(ま)へ行くと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...柳営御用達の金持の主(あるじ)が彼の私邸をおとずれた...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...特に、寺院や旗本やしきに、隠し売女をかくまって、ひそと、労力のない利をむさぼる習慣は、以来、抜けきらないものになって、これが、柳営の大奥とも、いつのまにか、肉欲の地下道をつくり、奉行所の力でも、今では、牢固として、触れ難いものにすらなっていた...
吉川英治 「大岡越前」
...これも柳営内(りゅうえいない)にあったのである...
吉川英治 「私本太平記」
...問注所を柳営外へ移したのは...
吉川英治 「私本太平記」
...小町大路ノ辻を劃す柳営の長い長い大築土(おおついじ)の外からでは...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営の一門へ入ったことは眼に見ており...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営の建物にも損害があり...
吉川英治 「私本太平記」
...なぜ柳営の方で、処置しないか」「はっ」淡河兵庫(おごうひょうご)が、彼の脚のさきの遠くに、平伏していた...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営の高時からは...
吉川英治 「私本太平記」
...道誉はちょっと目かどを立てて「柳営には...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営の大奥なのである...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営の大役らしい大役も為(し)たことのない内匠頭が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...柳営の一顕僧となるのを余り好まなかったらしい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...目安箱が柳営(りゅうえい)へあがる日である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...老公は柳営(りゅうえい)へ登城した...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...柳営(りゅうえい)のみでなく市井のうちでもよく聞くから...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...柳営の小姓組に上がっている...
吉川英治 「柳生月影抄」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??