...しばしば柳営に出入した...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...もう強く強く決心しているのだった――柳営大奥へは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...問注所を柳営外へ移したのは...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営お抱え役者の“田楽十番”もいま終った...
吉川英治 「私本太平記」
...彼はこれを「――柳営(りゅうえい)お止メ芸」などと称していた...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営中のたれひとり...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営の門にも、例年の大紋烏帽子(だいもんえぼし)の参賀や式事すがたは見られず、代りに、おちおち正月気分も味わえずに征途へついてゆく武者ばらのあらびた猛(たけ)り声(ごえ)や軍馬の馬糞が若宮大路を明けくれにうずめている...
吉川英治 「私本太平記」
...まだ柳営へも出なかった...
吉川英治 「私本太平記」
...難題柳営、執権御所内の石ノ庭に面した控えの一室は、石澗(せっかん)の間(ま)と称されている...
吉川英治 「私本太平記」
...そして柳営の前では...
吉川英治 「私本太平記」
...そして柳営の外においた将士の前へ帰って...
吉川英治 「私本太平記」
...およそ柳営の隅々までをいま...
吉川英治 「私本太平記」
...柳営のひがし裏、小町門からあふれ出た人数は、東南の低い山ふところへ、熔岩の流れみたいにどろどろ移りはじめていた...
吉川英治 「私本太平記」
...迎える方の、柳営の全員、またみな式典のおこぼれを、余得、役得として、待つものに極っている――ひとりの高家の吉良ばかりでなく、そうして、浮世は、持ち合い、持たせ合い、朝廷や将軍の名分を飾りあい、ひとつの生活祭典になるのであり、ふところを賑わし合えるものだという常識は、暗黙に、世間一般のものとなっている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...目安箱が柳営(りゅうえい)へあがる日である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いつも柳営いっぱいに感じられたように...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...柳営(りゅうえい)のみでなく市井のうちでもよく聞くから...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...また柳営(りゅうえい)お目付も兼役しておりますので...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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