...御主を磔柱(はりき)にかけた罪は...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...地面を支(ささ)える鉄筋コンクリートの太い柱は...
海野十三 「空襲葬送曲」
...この柱時計だけではないのである...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...屋根や柱と共にその家の歴史も共に炎上しているのだ...
太宰治 「薄明」
...嘗(かつ)て我が家の柱にも壁にも床にも天井にも沁(し)み込んでいたあの匂が...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...」叔母は柱時計を見あげながら気にしだした...
徳田秋声 「足迹」
...だが、床柱を背に、後輩の代議士や実業家に囲まれてる田代さんも、やはり、杉本を晩酌の相手にしてる時と同じように、話頭の及ばない高みにあって、にこにこしながら、うまそうに酒を飲んでるのである……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...大抵は角柱と側面との集合になるか...
中谷宇吉郎 「雪」
...新らしい天井と、新らしい床の間と、新らしい柱と、新らし過ぎて開閉(あけたて)の不自由な障子(しょうじ)は、今でも眼の前にありありと浮べる事ができるが、朝から晩までに何遍となく読み返した大島将軍の詩は、読んでは忘れ、読んでは忘れして、今では白壁(しらかべ)のように白い絹の上を、どこまでも同じ幅で走って、尾頭(おかしら)ともにぷつりと折れてしまう黒い線を認めるだけである...
夏目漱石 「思い出す事など」
...車井戸の柱に縛られた樣子は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...磔刑(はりつけ)柱を背負わされるぜ」「それは大丈夫で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五寸釘で門の柱へブラ下げたり」「待ってくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その未亡人の相談柱に為(さ)せたのが...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...」と正吉が恨めしさうに柱時計を見あげて物語つた...
牧野信一 「村のストア派」
...しかるに『暦林問答』には亥日柱を立てず(書にいう...
南方熊楠 「十二支考」
...もう屋根と柱だけは新しくなっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ひどく荒れていた柱や板を洗ったり磨いたりして見ると...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...種々の楽が南門柱東を過ぎて参入し...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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