...コツ/\柚子の皮を刻んでゐたら...
種田山頭火 「其中日記」
...・茶の花や身にちかく冬のきてゐる・落葉して大空の柚子のありどころ十二月四日お誂向の雨...
種田山頭火 「其中日記」
...柚味噌をこしらへた...
種田山頭火 「其中日記」
...柚子(ゆず)が金の珠を掛ける...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...小さな店に柚子(ゆず)が小山と積んである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...冬至の佳節なればとて家人柚湯をたく...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...机の傍に円火鉢引寄せ書を読みながら柚味噌(ゆずみそ)煮る楽しみも十二月である...
永井荷風 「写況雑記」
...柚子は白川のぶざまなようすを見据えたうえで...
久生十蘭 「雲の小径」
...そうなの」柚子は眼のやり場にも困るといったように...
久生十蘭 「雲の小径」
...なにを見ている?」柚子は...
久生十蘭 「雲の小径」
...これでも眼は丈夫なほうだ」柚子は...
久生十蘭 「雲の小径」
...柚子は痛快そうに尻眼にかけながら...
久生十蘭 「雲の小径」
...「柚子が霊媒になっていようなんて...
久生十蘭 「雲の小径」
...柚子が死んでから...
久生十蘭 「春雪」
...柚太は何気なく呟いたことに私がいちいち驚いたり...
牧野信一 「剥製」
...花ハ柚ニ似テ極メテ芳香...
牧野富太郎 「植物記」
...たとえば版画なんかでも柚木久太が苦力(クーリー)の生活的なのを出しているほか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それからムツも買ってありますからこれは小さく切って塩を振って大根卸しと一緒に酢へ漬けておいて柚の皮をすりかけましょう」と台所は料理に忙がしし...
村井弦斎 「食道楽」
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