...柔軟な波動をして...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...ときどき彼女の柔軟な二の腕が僕の腰に搦みついたり...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...知り合いの青年らのかなり柔軟な思想を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の柔軟なたわみやすいはずれがちな病的な畸形(きけい)な思想は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あの柔軟な舌を動かさずにいたということが変で...
中里介山 「大菩薩峠」
...柔軟な生物のあたゝかさが...
林芙美子 「瀑布」
...国語の柔軟なる、冗長なるに飽きはてて簡勁(かんけい)なる、豪壮なる漢語もて我不足を補ひたり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...(b)どんな手だてもどんなに柔軟な精神も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)それは物体においてよりも精神においてますます多くあるものであるから(なぜなら精神の方こそより柔軟な・より多くの形を与えられ易い・実体なのであるから)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...よくそこに最も柔軟な最も純潔な優にやさしい心根を加味することができるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼の心はいかなる業にも等しく適応し得るほど柔軟なりき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...小柄で柔軟な躯(からだ)つきだけである...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...柔軟な女の躯は吸いつくように絡み着いて...
山本周五郎 「風流太平記」
...柔軟な重みが彼を包み...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...手にあまる柔軟な滴りをまだ矢代は彼女から受けたことがなかった...
横光利一 「旅愁」
...柔軟なうごきを少し描いたきりで...
吉川英治 「大岡越前」
...いわば柔軟な強迫だった...
吉川英治 「私本太平記」
...ぼってりと柔軟なその体を...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索