...その白い円いものは法被(はっぴ)の上の染め抜きで...
魯迅 井上紅梅訳 「薬」
...烏(からす)の形をした染め抜き模様です...
海野十三 「心臓盗難」
...はきと分らねど白地に葛(くず)の葉を一面に崩して染め抜きたる浴衣(ゆかた)の襟(えり)をここぞと正せば...
夏目漱石 「一夜」
...それからタイプライターと法被(はっぴ)に関する報告が書き取ってありますが……」「読んでみたまえ」「……一つ……芝区に向いたる轟刑事第一報告(午後十二時五分着)新橋二五〇九と染め抜きたる新しき法被を日蔭町の古着店にて発見せり...
夢野久作 「暗黒公使」
...葛籠(つづら)の紋やふろしきの染め抜きを見ると...
吉川英治 「江戸三国志」
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