...染め上げた布を乾かすには...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...何しろそれは安物の紙風船が雨にぬれて色が浸み出したやうなぼんやりした斑(まだら)に染め上げられ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...新らしく眞紅の色に染め上げし飾は塵にまみれ去る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...相当の形に染め上げ...
中里介山 「大菩薩峠」
...血で染め上げられ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...三段構への秋色を手際よく染め上げた歌...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...源氏の直衣(のうし)の材料の支那(しな)の紋綾(もんあや)を初秋の草花から摘んで作った染料で手染めに染め上げたのが非常によい色であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...染め上げるのでなくてはならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのように飛びぬけた諸性質で霊魂を染め上げ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...水に打たれ染め上げたばかりの緑の色艶は眼にしみるよう...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...更にそれを鉄分の多い泥土に漬けて染め上げます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...白い御髪(おぐし)を染め上げて...
夢野久作 「白髪小僧」
...理髪師も及ばぬくらい巧みに染め上げて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...必要な脚色や小説模様はわたくしもわたくしなりの仕立て方で染め上げてはいるが...
吉川英治 「私本太平記」
...染め上げた布(ぬの)を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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