...身に染みるようになったのである...
泉鏡花 「霰ふる」
...」月の柳の雫でも夜露となれば身に染みる...
泉鏡花 「浮舟」
...怪(け)しからず身に染みる...
泉鏡花 「歌行燈」
...何となく夕暮の静かな水の音が身に染みる...
泉鏡花 「海の使者」
...筵に響いて身に染みるように...
泉鏡花 「婦系図」
...其上過勞をすればする程神經が興奮して狂氣染みる迄活動してゐたのが...
高濱虚子 「續俳諧師」
...夏季に至っては瓜や南瓜は黄色い大きい鮮やかな花がまず我等の眼に染みるがごとく映じ...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...胸に染みるようであった...
徳田秋声 「足迹」
...汽車から降りると寒さが一段身に染みる...
長塚節 「商機」
...寒さは身に染みるしさ...
夏目漱石 「明暗」
...少し三枚目染みる子分のガラッ八を案内に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し三枚目染みる子分のガラツ八を案内に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...樣子の年寄染みる割合には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...様子の年寄り染みる割合には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夜風は肌に染みるが...
正岡容 「小説 圓朝」
...蒲団はべつたり汗に染みるので...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...薬が内外(うちそと)一面に染みるように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...汗が出ると肌に染みる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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