...)某月某日――これがあんまり重なっては読者諸君にはなはだ相済まないのだが...
大杉栄 「日本脱出記」
...某年某月某日某所で行なわれた某の銅像除幕式を他のある日ある場所で行なわれた他の除幕式と明白に弁別しようとするときに最も著しき目標となるものは何であるかというと...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...(大正十年某月某處講演)...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...大正某年の某月が丁度その五十年になったので...
永井荷風 「榎物語」
...牢内では牢名主をつとめて、幅を利(き)かしていたが、やがて獄門にかかるべき斬罪を予期し、某月某日の夜、子鉄が巨魁(きょかい)となって破牢を企てた...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし回顧して見るとたしかに某年某月の午(うま)の刻か...
夏目漱石 「創作家の態度」
...某月某日(ぼうげつぼうじつ)には某所において漲(みなぎ)る流れを冒(おか)して川越えをなしたとか...
新渡戸稲造 「自警録」
...なにゆえに某月某日に...
新渡戸稲造 「自警録」
...これは某年某月某日...
平出修 「公判」
...某月某日は彼の罪人の爲には如何なる吉日か...
福沢諭吉 「帝室論」
...ために某月某日某人...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...寛保三年某月二十六日に寂した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳川時代の某年某月の現在人物等を断面的に知るには...
森鴎外 「渋江抽斎」
...簡野左馬(かんのさま)之助 城代家老三男某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...大村田伝内 槍組番頭某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...唐川(からかわ)運蔵 年寄役運兵衛殿長男某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...乙原丙午(おとはらへいご)御厩(おうまや)奉行二男某年某月某夜...
山本周五郎 「百足ちがい」
...畏(かしこ)きあたりの御おぼえ目出度い某名流夫人が創立して以来数十年、今年の某月某日、やんごとなき方々の台臨を仰いだ程の学校である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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