...某月某日彼はその日記にこんなことを書いた――「近來俺に與へられる外來の刺戟は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そして、本年某月某日、僕は四月一日の大会に間に合うように、ある国のある船で、そっとまた上海を出た...
大杉栄 「日本脱出記」
...)某月某日――これがあんまり重なっては読者諸君にはなはだ相済まないのだが...
大杉栄 「日本脱出記」
...某年某月某日某所で行なわれた某の銅像除幕式を他のある日ある場所で行なわれた他の除幕式と明白に弁別しようとするときに最も著しき目標となるものは何であるかというと...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...大本教は電気現象や光の現象に対して特有な組織的説明を与えている(某月『学士会月報』)...
戸坂潤 「技術の哲学」
...(大正十年某月大阪に於て講演)...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...上野の始て公園地となされたのは看雨隠士なる人の著した東京地理沿革誌に従えば明治六年某月である...
永井荷風 「上野」
...某年某月某日の条下に...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...牢内では牢名主をつとめて、幅を利(き)かしていたが、やがて獄門にかかるべき斬罪を予期し、某月某日の夜、子鉄が巨魁(きょかい)となって破牢を企てた...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし回顧して見るとたしかに某年某月の午(うま)の刻か...
夏目漱石 「創作家の態度」
...某月某日(ぼうげつぼうじつ)には某所において漲(みなぎ)る流れを冒(おか)して川越えをなしたとか...
新渡戸稲造 「自警録」
...某月某日は彼の罪人の爲には如何なる吉日か...
福沢諭吉 「帝室論」
......
前田普羅 「普羅句集」
...寛保三年某月二十六日に寂した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳川時代の某年某月の現在人物等を断面的に知るには...
森鴎外 「渋江抽斎」
...簡野左馬(かんのさま)之助 城代家老三男某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...大村田伝内 槍組番頭某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
...苅賀(かるが)由平二鉄炮(てっぽう)足軽組頭某年某月某日...
山本周五郎 「百足ちがい」
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