...本人はもうスッカリ全快して官吏候補となり某地へ赴任したと語り...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...最近高屋市長は某地所売却問題に関し醜行為あり...
海野十三 「深夜の市長」
...地下の画室某山脈の某地点に...
海野十三 「すり替え怪画」
...仏領(ふつりょう)インドシナ某地点で...
海野十三 「氷河期の怪人」
...現に四国の某地で郡長を勤めてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...アフリカ某地方(ちはう)の土人は土堀(つちほ)り用の尖(とが)りたる棒(ぼう)に石製(せきせい)の輪(わ)をば鍔(つば)の如くに篏(は)めて重(をも)りとし...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...一一月中旬のある日の四時過ぎに新宿の某地下食堂待合室の大きな皮張りの長椅子の片すみに陥没して...
寺田寅彦 「相撲」
...シナの某地の地形図であった...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...内地の某地方の官憲は朝鮮人の朝鮮語使用をさえ禁止したい意向をもらしていると伝えられる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...某地方の新聞紙へ掲載すべき小説の草稾を需めて已まず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...某地域の教育研究所で...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...その先にある某地点...
本庄陸男 「石狩川」
...乗組員は某地より上陸して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...隠岐の某地に渡って蚫を採り...
柳田國男 「食料名彙」
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柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...島津氏などでは鹿児島と日向の某地に...
柳田国男 「雪国の春」
...某地には現に異国船の補給港があるということまで述べられていたという...
山本周五郎 「風流太平記」
...素姓は申しかねるが、吾々は江戸表の者、仔細あって大府(たいふ)の御秘命をうけ、某地へ志す途中、さる藩邸の目を避けるために、わざと苫舟に身を潜(ひそ)めております...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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