...髮長姫にお酒を注ぐ柏葉(かしわ)を取らしめて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...「柏葉(かしわば)」の下に五色の雲と天人の姿が透(す)いて見える...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...汚れ放題汚れた煎餅蒲団に一人柏葉餅のようになって寝ねばならぬのに斯うして電灯のついた室(へや)に...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...旧作三柏葉樹頭夜嵐上塲に関してなり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...三柏葉樹頭夜嵐三幕を訂正す...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...正午より三柏葉の本読をなす...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...久米宇野山崎の三子余のために三柏葉連中見物の催をなす...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...去年の夏帝国劇塲にて旧作三柏葉樹頭夜嵐興行中始めて相識りしなり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...わたしがその年から数えて七年ほど前に書いた『三柏葉樹頭夜嵐(みつかしわこずえのよあらし)』という拙劣なる脚本が...
永井荷風 「十日の菊」
...拙作『三柏葉樹頭夜嵐』の舞台に登るに先立って...
永井荷風 「十日の菊」
...柏葉樹(はくようじゅ)の葉をたくさんに葺(ふ)いておいたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...角の芝居にも近いし』『柏葉亭(はくようてい)でもよいし...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...柏葉亭の宴は、ことに楽しかった...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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