...あの演奏家のコンサートでは、終演後には大きな柏手が上がった...
...彼が話し終わると、会議室に柏手が響いた...
...サッカーの試合でチームが勝った時には、柏手を打って祝福する...
...講義が終わると、一部の学生たちから大きな柏手が送られた...
...劇団の公演が素晴らしいと評判になり、柏手が沢山贈られた...
...上座(かみざ)に坐ると勿体(もったい)らしく神社の方を向いて柏手(かしわで)を打って黙拝をしてから...
有島武郎 「カインの末裔」
...思わずパンパンと太陽に向って柏手(かしわで)を打って礼拝するのである...
太宰治 「家庭の幸福」
...神前に詣りて柏手(かしわで)を打ち立て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...昨日見に参(まいり)候折参詣人(さんけいにん)の柏手(かしわで)拍(う)つ音小鳥の声木立(こだち)を隔てゝかすかに聞え候趣大(おおい)に気に入り申候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...二人とも跪(かしこ)まって柏手(かしわで)を打ち...
中里介山 「大菩薩峠」
...白木(しらき)の宮に禰宜(ねぎ)の鳴らす柏手(かしわで)が...
夏目漱石 「二百十日」
...柏手(かしわで)を打って鈴を鳴らして御賽銭(おさいせん)をなげ込んだ後姿が...
夏目漱石 「野分」
...すぐにしゃがんで柏手(かしわで)を打つ...
夏目漱石 「夢十夜」
...二つ三つ小さい柏手(かしわで)が鳴ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...柏手を二つ三つ打つと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本当に柏手を二つ三つ打って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...柏手を打ったくらいであの桟や輪鍵はビクともするものじゃない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...パンパンと柏手を打つのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...柏手(かしわで)を打った...
火野葦平 「花と龍」
...柏手(かしわで)をポンポン打っていた胡蝶屋豆八は...
火野葦平 「花と龍」
...「ではこれから、秘伝伝授の儀に移ろう」一松斎はそういって、額(ぬか)ずく雪之丞を見下ろすと、祭壇に向って、柏手を打ち、深く、跪拝(きはい)して、いつも神霊の前に供えてある、黒木の箱の蓋(ふた)をはねると、中から、一巻の巻物(まきもの)を取り出した...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...娘とともに柏手(かしわで)を打っていた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...誰か柏手(かしわで)を打って拝殿のあたりから去って行く気配と思うと...
吉川英治 「源頼朝」
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