...柏崎に居ったって東京を忘れられては困るわね矢代さん...
伊藤左千夫 「浜菊」
...今年の夏も是非柏崎へお越しを願いたい...
伊藤左千夫 「浜菊」
...今の出雲崎おけさ及び柏崎おけさとよく似たものです...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...出雲崎や柏崎のおけさとほぼ同じものであると言ふ點から推論してさう言つたものらしいのです...
江南文三 「佐渡が島を出て」
...柏崎の海岸にありて...
大町桂月 「北條より一ノ宮へ」
...今日の晴天に柏崎(かしはざき)までは何ともおもはざりしゆゑ弁当(べんたう)をもたず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...世間は嘗て柏崎工場の如きに於ける農村工業化の現実が...
戸坂潤 「読書法」
...余は日のあるうちに寺泊へつけるかと聞いたらいゝや此牛は柏崎へ積んだのだ...
長塚節 「佐渡が島」
...さうさ此の鹽梅では夜中でなければ柏崎へはつけまいといふのである...
長塚節 「佐渡が島」
...寺泊へ渡つて日頃目について居た彌彦山へ登らうと思つて居たのであるが柏崎からでは十一里も戻らねばならぬ...
長塚節 「佐渡が島」
...明治元年越後柏崎の戦いで官軍に射たれて死になすった旦那様のガラスの御写真がたった一枚あるそうだが...
正岡容 「寄席」
...土淵村大字柏崎(かしわざき)の長者阿部氏...
柳田国男 「遠野物語」
...二六柏崎の田圃(たんぼ)のうちと称する阿倍氏はことに聞えたる旧家なり...
柳田国男 「遠野物語」
...柏崎に用事ありて夕方堂のあたりを通りしに...
柳田国男 「遠野物語」
...山の神なりと知りて後(あと)をも見ずに柏崎の村に走りつきたり...
柳田国男 「遠野物語」
...柏崎の七夕(たなばた)流しというのが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...隅田川・桜川・柏崎(かしわざき)・三井寺(みいでら)等の十数篇の謡曲を始めとして...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...柏崎、三井寺、桜川、弱法師(よろぼうし)、葵上(あおいのうえ)、景清、忠度(囃子)、鵜飼(うかい)、遊行柳(囃子)野中氏は感激して岳父の希望通りこの一冊を友としつつ富士山頂に一冬を籠居したが、その時に「景清」の「松門謡」に擬した次のような戯(ざ)れ謡(うたい)が出来たといって、古い日記中から筆者に指摘して見せた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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