...遂に加賀町署に命を傳へ一昨夜根岸町柏原田中佐市(四十五)長者町九丁目菓子屋金子新太郎(三十八)の兩人は松山豫審判事の令状を以て直ちに根岸の未決監に收容され...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...七信州柏原の本陣...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...柏原までのぶなが公のお供をおさせなされたよしにござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...九時すぎてさびしい山駅柏原に着いた...
種田山頭火 「旅日記」
...信州の柏原(かしわばら)の一茶宗匠(いっさそうしょう)の発祥地を尋ねましてからに...
中里介山 「大菩薩峠」
...順路を柏原方面へ向けて歩き出したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...柏原うんこだ」みんな一度にがたがた立ちあがった時...
本庄陸男 「白い壁」
...その輪の中心に不覚にも洩らしてしまった柏原富次が...
本庄陸男 「白い壁」
...江濃(こうのう)両国境を経一里柏原駅...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...柏原の名家の出身田(でん)艇吉君の弟...
柳田国男 「故郷七十年」
...当のお屋形はあと何里ほど」「柏原はすぐでござるが...
吉川英治 「私本太平記」
...柏原から北へ、やがてまた、伊吹の裾をやや登ってゆく...
吉川英治 「私本太平記」
...古市(ふるち)だけではなく、玉手、柏原、恵我(えが)、高安あたりの散所民もまた、呼応して、「川止めの関を解け」「稼業(かぎょう)ができぬ」「おれどもを、干(ひ)ぼしにする気か」「辻結びを解け」「放免どもを追ッ払え」と、彼らの結束力は、兵の行動を、随所で立ち往生のほかなきにいたらせた...
吉川英治 「私本太平記」
...そのまま柏原へ駒を飛ばした...
吉川英治 「私本太平記」
...柏原(かしわばら)へお迎えに出ていてくれれば...
吉川英治 「私本太平記」
...先陣が江州の柏原(かしわばら)に着いても...
吉川英治 「新書太閤記」
...柏原(かしわばら)兄弟...
吉川英治 「新書太閤記」
...柏原与兵衛(かしわばらよへえ)などが...
吉川英治 「新書太閤記」
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