...つやのいい柊(ひいらぎ)の枝の...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...やつと灌木(くわんぼく)の高さしか無い柊(ひひらぎ)よ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...柊(ひいらぎ)の長い矛(ほこ)を賜わりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...柊(ひいらぎ)があるな...
太宰治 「親友交歓」
...六月二日 柊屋、晴、曇...
種田山頭火 「旅日記」
...……澄太居雑詠よい酒でよい蛙でほんに久しぶり雨ふる古い古い石塔が青葉がくれに青葉をへだててお隣は味噌でも摺るらしい音柊のあを/\としておだやかなくらし朝の鏡の白い花のかげ蛙ひとしきりそれからまた降る□海は曇つて何もない雨つんばくろよいつしよにゆかう六月三日 晴...
種田山頭火 「旅日記」
...……曇れば波立つ行く春の海の憂欝島をばらまいて海は夏めくいちにち日向でひとりの仕事柊屋(澄太居)よい眼ざめの雀のおしやべり風は初夏の...
種田山頭火 「松山日記」
...柊から一歩か二歩の所で...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...下加茂の境内といつて宜しい所に小さい柊神社といふものがあります...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...背戸(せど)の柊(ひいらぎ)の木(き)に蜂(はち)が巣(す)をかけるつもりか...
新美南吉 「牛をつないだ椿の木」
...柊(ひひらぎ)の木が一本植わつてゐました...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...柊の木のそばまで...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...葉をそよがせる柊(ひいらぎ)も常盤木も一本もないからだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...それは柊か何かの生垣に囲まれてゐて...
北條民雄 「鬼神」
...柊の垣にかこまれて...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
......
前田普羅 「普羅句集」
...キリストやクレオパトラだって今の世に生まれていたら柊林(ハリウッド)あたりのステージで抱合って...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...『おらいの柊は』と常さんがよくいふ...
横瀬夜雨 「五葉の松」
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