...亭主が勝つか、女房が勝つかで、柊か、蔦(つた)か、いずれを飾るかの大争いがおこる...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...柊冬青(ひひらぎそよご)に日が照つて...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...やつと灌木(くわんぼく)の高さしか無い柊(ひひらぎ)よ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...柊の葉ではじかれて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...柊の葉のやうな『日本主義』はこの頃では持主の岩野氏自身の懐中(ふところ)をちく/\刺す事が少くなくなつた...
薄田泣菫 「茶話」
...その翌々日余は居士を柊屋に訪ねた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...三十七翌朝水月は柊屋に移つた...
高濱虚子 「俳諧師」
...柊のいわれ」ともったい振る...
太宰治 「親友交歓」
...五月廿八日 廿九日 澄太居柊屋...
種田山頭火 「旅日記」
...柊屋の雰囲気がしだい/\に私をなごやかにしてくれる...
種田山頭火 「旅日記」
...彼等の足下には硬い並んでいる草が柊の芝生の中に折れ曲って灰色や黄色に砂の中に絡っていた...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...柊から一歩か二歩の所で...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...麩屋(ふや)町の柊屋(ひゝらぎや)とか云ふ家へ着いて...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...柊の木の方へむかひました...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...尾田はそう考えながら背の高い柊(ひいらぎ)の垣根に沿って歩いて行った...
北條民雄 「いのちの初夜」
...――柊の垣のうちから――...
北條民雄 「井の中の正月の感想」
...手を放すとYは柊の垣に沿つて駅の方へ歩いて行つた...
北條民雄 「外に出た友」
...関東以西の柊(ひいらぎ)の枝に鰯の頭は...
柳田国男 「雪国の春」
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