...軽と重とかいうように相対する名称の付けてある事柄は...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...さすがに昔取った杵柄(きねづか)で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ただ物理学教科書のみによって物理学を学んでいれば事柄は至極簡単で...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...これは常識的にもすでにほぼ輪郭の明らかになっている事柄なのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...いやに横柄な口の利き方をするのが...
豊島与志雄 「電車停留場」
...主從の關係を越えて親(した)しい間柄のやうです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親は家柄のよい、出世にも無理のない本田傳右衞門、内儀は五十近く、娘が少々白痴美(はくちび)では、どう考へても人に怨みを受ける筈もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おなじ圖柄(づがら)のは...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...妹背山(いもせやま)の漁師鱶七のように横柄に着膨れて谷川に沿った一本道を歩いて行ったが...
久生十蘭 「生霊」
...横柄に唇を突らせて更に呟いだ...
牧野信一 「蔭ひなた」
...この簡単な事柄のうちに芸術論における種々の重要な問題が含まれている...
三木清 「人生論ノート」
...人柄よろしからず...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...身のまわりのごく些細な事柄に関してさえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どんなに醜悪な・邪悪な・また避けたい・事柄だって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ミユンヘンのヒルレンブラント婦人に比べられる様な親切な人柄では無かつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...足軽たちが槍の柄でなぐりつけると...
吉川英治 「篝火の女」
...お綱のものとは柄(がら)がちがっていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...待つや久し――柄(つか)に満(まん)を持していた弦之丞の片肘(かたひじ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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