...或時は田舎のお大尽のように横柄(おうへい)で鼻持(はなもち)がならなかったり...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...折柄(おりから)洋上には密雲のために陽光暗く...
海野十三 「恐しき通夜」
...年は十二だそうだけれど発育不良で小柄だから十位(とおぐらい)にしか見えない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ふたりしづかお前さんは私に較べると、ずつと小柄で、四つ葉の上に立つてゐる白い花穂も、たつた一本きりのやうだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...そうして何やら作者の人柄に傷つけるようなスキャンダルまで捏造(ねつぞう)した罪は...
太宰治 「女の決闘」
...津軽氏独立して南部氏と境を接して長く相敵視するの間柄となつた...
太宰治 「津軽」
...商売柄どうかと思われるくらい女らしさに欠けていて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...実際自分らの子供の時分に自由党のけんかの頻繁(ひんぱん)であったころは鍬(くわ)の柄をかつぎ回ったりまたいわゆる仕込み杖という物騒なステッキを持ち歩くことが流行して...
寺田寅彦 「ステッキ」
...呑助(のみすけ)の親爺(おやじ)が大々した体を小柄の女房に取って組み敷かれたという笑い話もあった...
徳田秋声 「縮図」
...自分が手柄を立てたよりも...
直木三十五 「南国太平記」
...手柄顏に斯う言ふのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今年は時節柄家で昼食を共にした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小柄なS子は歩いて行く...
北條民雄 「童貞記」
...折柄通りかかったあの若造に助けられて自宅(うち)へ帰り着いたというのである...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...存在の歴史性といふこともその基本的な意味では存在の現實性にほかならぬといふ最も明白な事柄に矛盾することになる...
三木清 「歴史哲學」
...天満橋筋長柄町東入四軒屋敷に住す...
森鴎外 「大塩平八郎」
...この娘に結婚を申し込むつもりの間柄になっていたからなのでもあったのだ...
山之口貘 「私の青年時代」
...「あっ……」柄杓の水がこぼれてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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