...重い柄杓に水を溢れさせて...
石川啄木 「鳥影」
...鞄の把柄を下へ押し下げた...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...一見不可能に見えた事柄が...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...予て和尚の人柄を聞いてゐた学生達は...
薄田泣菫 「茶話」
...却って二つは相反対した事柄であることを忘れてはならない(或る評論家はジャーナリズムを定義して...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...小柄で精悍で当るべからざる快漢であった...
戸坂潤 「社会時評」
...之を事柄――それは客観の事実である――から見れば対立の否定そのものである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...二人はきわめて親しい間柄になって別れた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時節柄チブスの疑いがあった...
豊島与志雄 「電車停留場」
...柄にもないことを云つて...
中原中也 「亡弟」
...どう間違っても身投げなどをする柄とは見られません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十九といふにしては、やゝ柄の大きい、豊滿な感じのする美女で、これが半裸體の姿に剥(む)かれ、多い毛を稚兒髷のやうな輸にして、店先の大釘にブラ下げられた不氣味さは、想像に餘りあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この首刎(は)ねて手柄とせよ...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...初めて会った時の不敵な佐柄木に復っていた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...猫や梟同前手柄自慢で種々の物を捉えて見せに来る...
南方熊楠 「十二支考」
...孫の与一も小柄では御座るがナカナカの発明で...
夢野久作 「名君忠之」
...……よって、なんじの身柄と、証拠物件一切を差し添え、関係者すべての者も、東平府(とうへいふ)の奉行所へさしまわし、そちらで判決を仰ぐことに相成ろうぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...骨柄(こつがら)から働き振りまで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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