...刀の柄(つか)へ手をかけて...
芥川龍之介 「忠義」
...だんだん例の横柄(おうへい)さを加えてくる...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...それに柄(え)を附(つ)けた樣(やう)に入口(いりぐち)の道(みち)がある...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...さすが御職掌柄で何もかも御存知ですな...
谷崎潤一郎 「途上」
...僕とその従妹との間柄を野枝さんに感づかれて一悶着起こしたこともあった...
辻潤 「ふもれすく」
...事柄が誰にも分りやすいように思われる...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...そういう人柄だったに関らず...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...由緒ある家柄の憐れな孤児だが...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...刀の柄から離れた...
直木三十五 「南国太平記」
...おのれは兵馬に裏切りをしたな」「早く殺して下さい――」殺したところで功名(こうみょう)にも手柄(てがら)にもならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...謙信公と同格の家柄だというはらがあるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...よく働くには働きますが、身元が判然(はっきり)しないのと、人柄は好いが、仲間の受けがよくないので、三月には帰すことになっております」「化物が忙しくなったわけですね」「ヘエ――」主人は判らないながら、平次へ合槌(あいづち)を打っております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...親分」「氣の毒だが違つたよ」「へエ――」「折角の手柄をフイにするやうだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身柄(みがら)の善い婦人とのみ思いこんでいる)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...」若い作家の谷川龍太郎の所存は私の腑に落ちぬところもあつたが、親しい間柄で、作家としての気儘に関しては、私は常に有無もなかつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...朝晩小僧さんが六尺柄の暖簾掛けでかけはずし...
山本笑月 「明治世相百話」
...柄頭(つかがしら)へ指をふれて見せると...
吉川英治 「江戸三国志」
...柄手(つかで)から腰も挫(くじ)けるほどな圧力を受けてたじたじと乱れ足になったところ...
吉川英治 「剣難女難」
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