...空虚の上にいかに巧なる想像の橋を架するも...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...之れを以て今の作家に擬するは屋上屋を架するの愚を演ずるものにはあらざるか...
綱島梁川 「国民性と文学」
...心窃(ひそか)に都会と田舎の間に架する橋梁(きょうりょう)の其板の一枚たらん事を期す...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...心窃に都会と田舎の間に架する橋梁の其板の一枚たらん事を期すされば本書は信仰と趣味...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...これよりして太平洋はもちろん大西洋の両岸に対立する各都府の港湾よりあるいは地中海沿岸の市邑(しゆう)よりジブラルタルの海峡をもって大西太平の二大洋を通じて天水一髪雲濤渺茫(うんとうびょうぼう)の大道をば千百の蒸気船相来たり相去りたちまちジブラルタルの海峡よりわが港湾に至るまで一線の船橋を架するに至らん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...銀橋はもって池水に架すべく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...屋下に屋を架する笑いを招くばかりであろう...
永井荷風 「申訳」
...担架すらばらばらにちぎれ飛んでいる...
永井隆 「長崎の鐘」
...電信の線を架するを得べきとするか...
蜷川新 「天皇」
...一新の後、いまだ十年ならずして、学校・兵備の改革あり、鉄道・電信の設あり、その他石室を作り、鉄橋を架する等、その決断の神速なるとその成功の美なるとに至りては、実に人の耳目を驚かすに足れり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...図中、三重に橋を架す、中なるは今の御茶の水橋の高さにあり、屋上最高の処に架したるは高架鉄道にして、最下にある者もまた一般の通路なり...
正岡子規 「四百年後の東京」
...實に是屋下(おくか)屋(おく)を架するの比(ひ)ならん...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...侍臣剣を抜きて流れに架すとそれを歩んで彼方(かなた)の小山の麓(ふもと)の穴に入り少時の後出て剣を踏んで王の口に還り入った...
南方熊楠 「十二支考」
...みな砂川の大なるに架す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三橋を架す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それらの勾欄(こうらん)から勾欄へ架するに虹のように七つの反橋(そりばし)をもってした...
吉川英治 「三国志」
...四条大橋を架すための浄財をあつめるのが主目的であり...
吉川英治 「私本太平記」
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