...枳殻は漢方薬に使われる...
...枳殻茶は便秘解消に良いとされる...
...枳殻は苦い味がする...
...枳殻を入れたお風呂はリラックス効果がある...
...枳殻は飲み過ぎると胃腸に負担がかかる...
...わたくしの畑はすぐそこの枳殻垣(きこくがき)をお窺(のぞ)きになれば見えます...
岩野泡鳴 「猫八」
...或る人が中(なか)ノ郷(ごう)の枳殻寺(からたちでら)の近所を通ると...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...なお枳殻(きこく)御殿も見たければ案内しようといわれたが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...梔子(くちなし)木犀(もくせい)枳殻(たちから)の葉を食うものは毛なくして角あり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...濡れた枳殻(からたち)の垣を覗(のぞ)いたり...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「お六小母さんが――」「婆さんがどうしたというんだ」岩吉は枳殻垣(からたちがき)と建物の間を狭く抜けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...枳殻垣の下は雪解けで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外(ほか)に入るところはないから――」「突き当りの枳殻垣(からたちがき)は潜るか越すか出来ないものかな」「潜るような穴はない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最後に路地の突き当りの枳殻垣(からたちがき)越しに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...竹から竹に伝わって枳殻垣が越せると思ったんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...枳殻の生垣にとり巻かれた屋敷の隅々に測量の杭などが打たれ出した...
牧野信一 「熱海線私語」
...一枳殻(からたち)の生垣に...
牧野信一 「肉桂樹」
...枳殻(からたち)の生垣と...
夢野久作 「暗黒公使」
...枳殻(からたち)の垣の中へ突き刺って...
横光利一 「上海」
...枳殻(からたち)が連つてゐるので...
横光利一 「琵琶湖」
...枳殻のまばらな裾(すそ)から帆をあげた舟の出入する運河の河口が見えたりした...
横光利一 「洋灯」
...枳殻(からたち)にさへ花の咲く夏の初めにいたましや...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...わたしの今日此頃の心も人知れず枳殻の実を食べる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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